32年間勤務した消防は、過酷な現場で作業するため、役職とは別に階級制度がありました。

隊長の命令ひとつで燃えている家屋の中に進入したり、ひと呼吸間違えばあわや二次災害という災害現場の救助作業も行わなければなりません。
厳しく過酷な現場を体験することは、そのままストレスにつながり、実際にうつで自宅療養する職員もいました。

笑いがNK活性を高め、免疫力を強力にアップさせるということを教わり、私は、平常勤務の休憩時間など、つとめて同僚を笑わせ、また私自身が大いに笑える会話をしました。
そのことが、ギャグソングを作るきっかけとなり、インディーズCDを作り、NHKの全国ニュースでも取り上げられました。

その後、自治体、老人福祉施設、介護者家族会などの団体から「笑いと健康」についての講演を依頼されるようになりました。

私の場合、「笑い」についての話に加え、歌でも笑わせて欲しいという要望が多くありました。
おかげさまで、全国的に有名な漫才師、落語家、タレントの方々と共演する機会をたくさんいただきました。

そんな活動を続けながら、ステージは笑いを提供する側、客席は笑いを受け取る側、という一方通行より、参加者にも笑いを生み出していただければもっと楽しい講演になるんではないか、と考えるようになりました。
なぜなら、ほとんどの方が人間関係の悩みを持っていて、それが一番のストレスであるなら、「笑い」こそコミュニケーションのための最良のツールではないか、と考えたからです。

最近では、お客さま同士で「笑い」を作り出していただくワークを入れながら進行するようになり、アンケートに「普段の生活の中で楽しみながら『笑い』づくりをやって行きたい」という声をたくさんいただくようになりました。

子供の頃とかわらない 君の笑顔は昔のまま
いつの間にか大人びた 言葉づかいもおかしいね
またすぐに遠くの暮らしに 帰っていく君がいとしいが
慌しい都会の中でも きっと君はがんばれるはずさ
元気で がんばれ
「里帰り」より