自分を変えたい

自分を変えたい、と思う人は多いと思います。

私もありました。

「ました」なんて過去形で書いてしまうと、いかにも迷いのない男、みたいですが、そうでもないですね(笑)

いろんな場面で、痛切にそう思うこともあれば、なんとなくぼんやりと思ったり。

かつて、私は消防士として現場に出動してきました。

ショックを受ける光景を目にすることも多く、そのたびにショックを受けて動揺する自分を恥じ、同僚にわからないように隠すのに必死だったこともあります。

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「何ごとにも動じない男になりたい!」

と、そのたびに思いました。

でも、もし人が人の原型をとどめない姿になっているのを目にして、まったく動じずに救助作業をできる人間だったら、おそらく「幸せ」について考えることもなかったんだろうな、と思います。

その時点では「変えたい」と思った自分のそんな面を、時間が経過してみると、「変わらなくてよかった」と思うようになりました。

人は慣れる動物で、いろんな現場、いろんな出来事に慣れて行きます。

「人の死」に慣れて、事務的に淡々と作業を進めるのはいいとしても、感情まで慣れて過ぎてしまい、「人の死」に心が動かなくなっては、現場で頑張れなくなっていたと思います。

さっきまで尊い命が宿っていた体に対してのリスペクトが無くなると、それはもはや「救助」ではなくなるからです。

だから「動揺」したっていいんだ、と思うようになりました。

他に、変わりたい部分はありますが(笑)

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