高所恐怖症 その1

私は高いところは苦手です。

お笑い芸人さんたちが、スカイダイビングやバンジージャンプを無理矢理させられたりするシーンを見るたびに、

「芸人、、、無理!!」

と思います。

高いギャラをもらっても嫌だなぁ、と思っていました。

そんな私が消防署に入ったわけですが、まさか赤い服を着てロープを渡ったり登ったりしなきゃいけないなんて想像もしていませんでした。

私がいた消防庁舎は3階建てでしたが、その横に救助訓練をするための訓練塔が2つあります。

その高さは庁舎よりも高いです。

その2つの塔の間にロープを張って渡る練習をするのですが、最初はそれさえもビビリまくりでした。

それはまぁやっていくうちに慣れていきました。

しかし、初任の頃よくやらされた「ホール」というの、あれだけは勘弁して欲しかったです。

A塔・B塔間に、上下に平行して2本のロープを張ります。

そして、下のロープをカニのように横歩きするのですが、両手で上のロープを持って体を支えながら移動するのです。

そのロープに自分の腰から命綱を結着したカラビナを通しているものの、恐怖心はそんなことで消えません。

そして、渡したロープの中央にフラフラしながら到達すると、上司が「ホール!」と叫ぶと、その瞬間、

「ホール!!」

と叫び、両手を離し、後ろ側に倒れながら落ちていくのです。

目を閉じるな、と命令されています。

青い空が一瞬見え、緩やかに視界に映る景色が変わります。

時間の流れって主観的なものだというのがよく分かります。

いったん命綱でぶら下がってしまえば怖くないんですが、手を離してぶら下がるまでがスローモーションのようにゆっくりになります。

「えー、まだ落ちきらないのかよ!」

って感じです。

お腹の中が恐怖心で「クゥ~」と声にならない唸り声のようなものをあげます。

俺、なにビビッてんだ、と苦笑する自分もいます。

この後、もっと怖いことをやらなければならなくなるのですが。

しかし、考えて見りゃ、高いところが得意とか苦手とか、そういうふうに生まれて来たんだから「男らしくない!」なんて言われたくないですよね。

お酒だってそうです。

もともとアルコール分解酵素がたくさんあるか少ないかの違いなのに、たくさん飲めると根性入っているみたいな考え方が嫌いです。

でも、アルコールをたくさん飲むことは・・・大好きです(^_^;)

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