高所恐怖症 その2

一般的には高いところが苦手というのは普通で、むしろぜんぜん平気という人のほうがまれですが、消防職員も例外ではありません。

「俺は消防士になってなかったら、きっととび職やってたぜ」

なんていう人はそうそういません。

得意だからやるんではなくて、「仕事」だからやるんですね。

私とて、そうそう人以上に高いのが苦手というほうでもないんですが、それでも訓練塔の階段を登りきって、屋上に立つときなどはやっぱり少しヒヤッとしました。

庁舎の屋上からロープを垂らして、それを降りるということも何度もやりました。

やってるうちに平気になりました。

これが火事場で屋根に登って消火したりするときなど、まったく恐怖心もなくなります。

仕事っていうか、アドレナリンっていうか、逆に怖いですね。

それでも怖かったのは、はしご車ですね。

私がいた頃のはしご車って、全伸長すると高さ30mでした。

ある日、訓練で先端にバスケットを付けない状態で、全伸長し、先端からロープを垂らしました。

つまり、わかりますね、先端からロープで一気に降下するって訓練をやったわけです。

はしごを先端まで登り、降下しているロープに自分の腰に結着している命綱のカラビナにからめるわけです。

そこからが、男子はちょっと股間が引き締まるというか、じゃっかんヒンヤリする感じになります。

女子はどんな感じになるのかは、女性消防官に聞くとセクハラになるので聞いてなくて分かりません。まぁ、当時はいなかったけど。

ぶら下がるためには、先端に立ち上がって逆向きになり、腰を落とし、足で先端を蹴る感じで離れながら下がらなきゃいけないのです。

画像がないので怖さがイマイチ伝わらないかもしれませんが、庁舎の屋上なんかはるか下です。

地上の人がすごく小さく見えるわけです。

しかも、けっこう揺れてるんですよね。

一般の人は避難訓練でバスケットに乗せてはもらえますが、ロープで降下はさせてもらえないので、貴重な経験をしたなと思っています。

今、はっきり言えるのは、

「私は高い所と危ないことは嫌いです!!」

と、こういうことです。

やはり平地がいいですねぇ。

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