感謝を伝えるひと言が安全につながる

昨年、建設会社さんの安全衛生大会で何度か講演会をやらせていただきました。

その中の1社では、90分の歌入り講演をやりました。

「心の健康」がテーマなので、幸福感を高めるために、言葉で奥さんや家族に「ありがとう」「きれいだね」を伝えてください、とお話します。

建設会社さんはほぼ9割男性なので、そこのところで笑いが起こります。

「そんなこと言えるわけないじゃん」

という感じなんでしょうか。




「そこは笑うとこじゃなくて、大事なとこなんですよ」と言っても、ニヤニヤ顔の人が多いです。

「年を取れば取るほど、「愛してるよ」のひとつも言いましょうよ」

ますますニヤニヤ笑いです。

「奥さんに『愛してるよ』と言ってあげてる方いますか?」

まぁ、見事に手が上がりません。

もしかすると、同僚に笑われるのが嫌で上げない方もいるかもしれません。




「ぜひ、言ってあげて下さい。ただし、一日に5回も10回も言わないで下さいよ。

逆効果になる場合がありますからね。

『あんた、なんかやましいことしているの!?』なんて」




いやいや、ほんとにジョークではなく、伝えることで、言った本人も、言われた相手も、照れくさくても嬉しくないわけないんですよね。

最初のハードルを越えたら、だんだん自然体で言えるようになるのですが。

快適な日常生活を送るのに、パートナーとの良好な関係は不可欠です。

夫婦喧嘩が尾を引いて、職場に行っても気持ちのどこかに晴れないものがあれば、それがミスを誘引するかもしれません。




日々の生活もそうですが、いずれやってくる定年退職後の生活にも大きな差が出てきます。

「熟年離婚」という言葉は、単なる流行語ではなく、私たちの身近でもよくある出来事になりました。

私は定年目前という年齢になりましたが、同級生の女性何人かから「熟年離婚願望」を聞かされました。




普段の小さなコミュニケーションをないがしろにしたつけがどんどん蓄積していき、「熟年離婚予備軍」がどんどん生まれているのが現実です。
ぜひ、照れくささを乗り越えて、言葉にして伝えてください。

「日本人だから『愛しているよ』は、さすがに抵抗ある」

とおっしゃる方は、もっとさりげない感謝の言葉からはじめましょう。

「今日もごはんがおいしいよ。ありがとう」

からスタートしてみてください。




ちなみに、その講演終了後に社長さんが挨拶にいらっしゃって、

「長くこの大会をやってますが、最初から最後まで居眠りがなかった講演は初めてです。

ほんとに面白かったです」

と言っていただきました。


まずは退屈せずに聞いていただき、講演が終了して帰宅したから効果を発揮する講演にしたいと思い、磨きをかけています。

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