地震体験をするための起震車という車があります。

各消防機関なり自治体なりが持っていますが、鳥取県では県が所有し、鳥取県中部ふるさと広域連合消防局が管理しています。

訓練指導の要望があれば、保育園から小・中・高等学校、企業から福祉施設、公民館と、さまざまな場所に出かけて体験していただいてます。

ただ、どうしても「面白い動きをする車」という、アトラクション的に楽しまれる人が多いのが現実です。

大きな地震があったあとは、さすがに大人は真剣になりますが、普段から、災害時をイメージして訓練を行うことがとても重要です。

7月9日(日)に、鳥取県倉吉市で開催された鳥取県中部地震復興支援イベント「がんばらいや、中部」に出演しました。

会場の未来中心の小ホール、会議室、アトリウムと、各場所で併行して防災に関するイベントが行われました。

私は、アトリウムの特設ステージの一番最後の出演者でした。

昨年の鳥取中部地震で被災して、住民の元気はずいぶん回復してはいるものの、いまだにブルーシートで屋根を覆われた家屋があちこちにあります。

全壊はしていないものの、危険で居住できない家屋もあり、住人としては途方に暮れるしかない現状には変わりがありません。

被災状況のレベルはさまざまですが、防災の知識を深めることと、中部住民が一丸となって心を元気にしようというコンセプトで、全労済鳥取県本部さんが主催で開催されました。

歌の合間に、私が消防士時代に体験したことや、防災に関してお話しました。

今ある幸せを大事にして、心を元気にしていただこうと、何も特別なことなどないけど平凡な日々が幸せという内容の「今が最高」という曲も歌いました。

そして最後は、会場の皆様と、スタッフ全員で「がんばらいや(がんばろうよ)、中部」を唱和しました。

その後にも震度3の地震がありました。

平凡な日々に感謝しながら、各家庭に配布されているハザードマップを時折確認するなど、防災についての意識を忘れないようにしたいと思います。