人権講演を毎年いろんな場所でやらせていただいています。

大きなホールのときもあれば、公民館で少人数のときもあります。

大きなホールで大勢の参加者さんの、どよめくような笑い声が響くのも嬉しいのですが、小さな会場でひとりひとりのお顔を見ながらやれるのも、また楽しいです。

人権講演会も、いろんな角度から人権というものを語る、多種多様なものがあります。

現代の社会制度だったり、差別の歴史だったりと、講師によって切り口もテーマも違います。

私の場合は、「心」という視点で人権について話させていただいています。

昨日(6月6日)は、鳥取県倉吉市の高城公民館での人権講演会でした。

畳の大広間が会場という、公民館ならではのくつろいで聞いていただける環境での講演も、私の好きなスタイルです。

この日は、「言葉は心を伝えるためにある」ということをお話しました。

たったひと言を言われたために自ら命を絶ってしまった人のことも話しました。

言葉の力のすごさを見せつけられる思いでした。

同じ言葉でも、
呼吸の停止した我が子に向かって

「目を開けろー!

お前はずっとがんばってきたじゃないか。

暑い日もずっと部活をがんばったじゃないか。

お前ならがんばれる。

頼むから目を開けてくれー!」

と呼びかけるときの言葉は
お父さんの心の叫びでした。

言葉は、人を傷つけるためにあるものではなく
心の中の思いを届けるためにあるのだ

そのとき、私はそう思いました。

どうせ言葉を口にするのであれば
誰かを傷つけるために発するのではなく
信頼や、愛や、励ましや、喜びを
伝えるための言葉を口にしたい。

そう話す私に
涙を流しながらうなづく人たちの
参加したひとりひとりの表情が
私の心に届きました。

仕事を終えたあとのお疲れの時間帯に
来ていただいたことに
感謝の思いでいっぱいでした。