大災害に対応した警察官、消防士、自衛官は、一年後に退職する人が多い、といいます。

私が消防士だったころ、すでに総務省消防庁から惨事ストレス対策についての文書が送られてきました。

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その対策の中のひとつに、「家族や友人を大切にする」という項目があります。

特別、仕事の話をしなくても、家族や友人と一緒に過ごすことで気持ちが楽になる、とあります。

これはすごく大事なことだと思います。

「私は消防士でも自衛官でもないから関係ない!」

と思いますか?

あなたが大切な人を失ったとき、それはあなたにとって大災害にも匹敵する悲しい出来事ではありませんでしたか?

心が弱って、エネルギーが減少しているときに、悲しい出来事が襲ってきたら、心は大打撃を受けるはずです。

悲しくて、つらくて、心を閉ざしたくなるとき、すべてを話せないまでも、近しい人と共に時間を過ごすことで、少しは気持ちが楽になると思います。

「お前だけは心の病気になることは絶対にない!」

と、同僚、上司に言われてきた私ですが、半年・・・いや、一年以上、プチうつ状態の時期がありました。

それはもう仕事に行くのが憂鬱でした。

溜息ばかり出て、思考がグルグルと堂々巡りしていました。

これではまずい、と非番日に気分転換のために、妻と二人の息子たちとともに、何度もキャンプに出かけました。

山の中のキャンプ場から満点の星を眺めたり、テントの中で子どもたちと遊んだりしているうちに、少しずつ元気になりました。

これが酒やギャンブルに逃げていたらどうなっていたか・・・、

家族には感謝するばかりです。