メンタルヘルスというと、聴き方、話し方についての講習・研修が多いと思います。

心無い言葉で心を傷つけられて、生きる力を失いそうになることもあれば、たったひと言が弱った心を支えてくれることもあります。

心を支える言葉の力画像1

3月21日の春分の日は、石川県能美市で「自殺防止対策強化月間講演会」でした。

今回は演題の「救急現場で学んだいのちの重さ」に「心を支える言葉の力」というサブタイトルをつけさせていただきました。

例年80人くらいの参加だと伺っていたのですが、当日はなんと120人以上の方が参加されたそうです。


鳥取弁が出過ぎないように注意しながら話を進めました。

自己紹介に満席の会場に笑いがおこり、和やかなムードになりました。

いつものように、実際の現場での体験を話しましたが、リアルに状況を伝えようとすると、数十年前の光景がよみがえり、今でも少し息苦しくなります。

会場では、たくさんの方がハンカチで顔を覆ったり、メガネを取って涙を拭かれていました。


心を支える言葉の力画像2

ホテルまで迎えにきていただいた能美市の福祉課の方と、会場までの道中にいろいろとお話しました。

メンタル不調の方とのやり取り、自殺予防やグリーフケアの取り組みについてなど、日頃のお仕事のほんの一部をおききしても、その大変さが伝わってきました。

講演中、いつか私の講演がメンタル不調の予防になって、言葉に気をつける思いやりへとつながってくれることを願いながら歌い、話しました。

「そんな大きな力を持つ言葉を使うなら
相手を傷つけたり、苦しめることに使ったりしないで
相手が笑顔になったり、幸せを感じてもらえて
自分自身も幸せになるために使いましょう」


講演が終わったあと、何人もの方が控室まで来られました。

冬に戻ったような寒い日でしたが、能美市の皆さんとあったかい時間を共有できた幸せを感じさせていただきました。


翌日帰宅すると、参加された方からメールが届いていました。

「もっと多くの方にこの感激を広げたいのですが、
町内会のような単位でも講演をお願いすることはできますか?」

というとても嬉しい内容でした。

勿論、町内会も、全国どこへでも伺います。

またその方とも再会できて、さらに新たな出会いもあることを楽しみにしています。

なお、当日の講演内容をテレビこまつさんが、5月1日〜15日までの間リピート放送されるそうです。