「女性自身」に救急要請についてのインタビュー記事が掲載

女性雑誌の「女性自身」(2013年10月15日号)に、救急要請のことについてインタビューを受け、記事になりました。

電話でのインタビューで、記者さんとかなり長時間お話して、その内容をまとめられたものが掲載されています。
微妙にニュアンスが違うと思われる箇所もありますが、実態は伝わるのではないかと思います。

自分で身支度できる人は通報しないで!

救急車はどんなときならば呼んでいいの?
元消防士 石川達之(56)

「急病やケガで緊急を要するときに出動するのに、勘違いされている方が多いのに驚きます。119番は、”自家用車で行く””電車で行く””バスで行く””タクシーを呼ぶ”病院までこれらすべての交通手段が困難なときに通報してください」
と語るのは元消防士の石川達之さんだ。

”119番”の通報でいちばん多いのがタクシー代わりに利用されるケースだという。
教急隊は、員数も決して多くはない。常に緊急の患者に備えて待機しているのだ。

昔は救急車を呼ぶことが「恥ずかし い」という人が多くて通報が遅れ、傷病者の容体が悪化するケースが多くて大変だったというが、今では自分で入 院の身支度ができるほど元気な人たちが通報してくるので、対応に苦慮しているという。

「自分で動ける場合は自分で対処してください」と説明しても「うちは税金を払っているんだ」と当然のように抗弁する。
タクシーを呼ぶように通報していたら、ただでさえ限られた数の救急車は大事故が起こったさいに十分な機能を果たすことができなくなる。地方では経費を抑えるため1回の通報で非番の隊員が駆り出されるほど、必要最小限の人数で稼働している。

それに救急車も新たに配備するとな ると1台数千万円もするから、それこ 税金の無駄遣いになる。

見当違いの通報も後を絶たない。
「あるとき救急で駆け付けたら患者がペットの犬だったことがありました。通報者と口論になりましたが、帰らせていただきました(苦笑)。
それと皆さんがよく勘違いしているのは、救急車で運ばれたら、優先して診療が受けられると思い込んでいることです。
そんなことは決してありません。あくまでも緊急を要する人が最優先。その次が一般外来の受付けをすまされた人になります」

また、酔っ払いの場合。暴れていたら”110番”。
意識が遠のいているようなら”119番”だ。

ほかにも「○○屋の電話番号を教えてくれないか」という問い合わせもくるが、それは”104番”の番号案内。消防隊はなんでも屋では ないのだ。

税金ドロボーなどと非難する前に、状況を判断して自分でできうることは極カ自身で行えるように行動するべきだろう。

大惨事のことを考えれば、ゆめゆめタクシー代わりになどには使えないはずである。
いつ自分が渦中に巻き込まれてもおかしくないのだから。