鳥取県西部地震復興支援ライブの記事

2000年に起きた鳥取県西部地震の復興支援ライブを、翌年に私の地元の湯梨浜町(当時は羽合町)で開催しました。

そのきっかけは、地震からちょうど一年経過したころに日野町を訪れたとき、まだまだブルーシートの家が多かったことに知ったことでした。
地震の被害の多くは修復されていないのに、同じ鳥取県でありながら中部では、まるで過ぎ去ってしまったかのごとく取りざたされることがなくなっていました。

消防士として、同じ鳥取県人として、これは看過ごすことのできないことだと感じました。

当時のバンドメンバーに相談し、イベント当日儲けなしで出店してくださった谷田酒店のみなさん、ボランティアスタッフをやっていただいた皆さんの理解と協力のもとに企画しました。

当日は、開場の2時間前から座布団を持参してこられたチームもありました。
予想を上回るたくさんの方が来場され、そして義捐金にも協力してくださいました。

スタッフのみなさんもクタクタになって動いていただきました。
そんな全員の代表として、日野町役場まで寄付金を持って向かいました。

役場の担当の方にお渡ししてすみやかに帰るつもりだったのですが、町長さんが対応してくださり、担当の方が日本海新聞の記者さんにもわざわざ連絡をとってくださっていて、取材を受けました。

それから6年以上経過して、私が実行委員長をつとめた地元湯梨浜町開催地の音楽イベントに来場された男性が、私に近づいて声をかけられました。

「石川さんですね。以前、日野町に寄付をしたいただいてありがとうございました。日野町から来ました」

ちょうどその日の会場は、復興支援ライブを開催したハワイアロハホールでした。

覚えていただいていたことが意外で、とても嬉しかったですね。
あの日、来場して応援してくださったたくさんの皆さんに、その言葉をお伝えしたい気持ちでいっぱいでした。

その時(2001年9月29日)の新聞記事の内容をご紹介させていただきます。

石川さん 支援ライブ収益金、日野町に寄付

県中部の方言を使った歌で人気のバンド「ハワイ笑歌村塾」の塾長、石川達之さん(44)が26日、鳥取県西部地震復興支援ライブの収益金を日野町に寄付した。

ハワイ笑歌村塾は15日、羽合町のアロハホールで鳥取県西部地震復興支援と地震に対する日ごろの備えを呼び掛けるライブを開いたところ、約250人の来場者があり、約十万円の収益と募金が集まった。

日野町根雨の同町役場を訪れた石川さんは「震災復興のことがいつも気持ちにあったので、何か役に立てば」と生田秀正 日野町長に義援金を手渡した。

生田町長は「ありがたく受け取り、町の復興に対して有効に使います」とお礼を述べた。