石川達之ホームページ

「エッセイ」の記事一覧

自分を認める作業(日本海新聞コラム)

消防局を早期退職して歌入りの講演を主な仕事にするようになって、二年半が過ぎました。 講演に自作の歌が入るという変わったスタイルのため 「どんな時に歌を作るんですか?」 という質問をよく受けます。 車の運転中だったり、自室 […]

これでいいんだろうか?

32年間の消防生活の中で、現場にいたのは24年間でした。 その間、何人の人を救急搬送したんだろうか、と思うことがあります。 今思えば、こまめに日記を付けておけばよかったんですが。 おそらく何百件か出動したことと思います。 […]

焼死体

かつて消防局在籍中、火災原因調査も担当していました。 タイトルにある件ですが、消防職員でも、苦手な人がいますから、一般の方はなおさら想像もしたくない方もいらっしゃるかもしれません。 具体的な描写は避けたつもりですが、グロ […]

家族や友達みたいな歌を

尼崎の電車事故から「惨事ストレス」という言葉をよく目にするようになりました。 その時には主に現場の救助にかかわった消防職員に対して、心のケアをしなければならない、と国からいろいろ文書が来ました。 消防士が心に傷を残す出動 […]

運がいいとか悪いとか

ぼや火災から全焼火災まで、いろんなレベルの焼損程度の家屋を調査しました。 出火点を限定したり、出火原因を突きとめるために、家族や近所の人に質問調書を取ります。 そうすると、いろんな人間関係が浮き彫りにされて来ます。 家族 […]

死は終わりではない

道路脇に花がいつも供えられている場所があります。 いつ通っても花が絶えたことがありません。 そこで起きた交通事故はずいぶん前ですが、今でもかなり鮮明に覚えています。 その道路が完成まもない頃、大事故が毎日のように続き、死 […]

早期退職を決意した頃

去年のBSS山陰放送ラジオの私特集番組の取材で、 「いつ消防士を辞めようと思いましたか?」 という問いに、何年前のいつ頃だったのか、しばらく考えました。 日記を確認した結果、どうも2007年に辞めようという決意を固めたよ […]

同じ夢

消防に勤務していた頃、年に何度か見る夢がありました。 ひとつは、いざ火災出動! という時に、素早く防火衣を着て消防車に乗車しなければならにのに、急ごうとしても体がスローモーションのようにしか動かない、というパターン。 も […]

人はさびしさに弱い

前職のとき、高齢者家庭の防火診断に行ってました。 高齢者の定義が、65歳以上の年齢の人なので、今どき65歳なんて元気で、まだ仕事をしていたり、ゲートボールに忙しかったりで、訪問してもほとんどが不在でした。 たまにいても、 […]