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	<title>エッセイ &#8211; 石川達之ホームページ</title>
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	<title>エッセイ &#8211; 石川達之ホームページ</title>
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		<title>つらい気持ちを誰かに話したら心が軽くなった｜ひとりで抱えなくていい</title>
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		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 12 Apr 2026 23:23:17 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[メンタルヘルス]]></category>
		<category><![CDATA[会話]]></category>
		<category><![CDATA[惨事ストレス]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanasu-1024x576.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>不安で押しつぶされそうになったり、なんでこんな失敗ばかりやってしまったんだろうと自分を責めたり、自信をなくして心が苦しいときが、誰にでもあります。 誰にも話せず、自分の心にかくしていると、世界で自分だけがひとりぽっちでい [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanasu-1024x576.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>不安で押しつぶされそうになったり、なんでこんな失敗ばかりやってしまったんだろうと自分を責めたり、自信をなくして心が苦しいときが、誰にでもあります。</p>



<p>誰にも話せず、自分の心にかくしていると、世界で自分だけがひとりぽっちでいるような気持ちにおちいるとき、</p>



<p><strong>こんな気持ちになるなんて、自分にはこの仕事は向いていないんだ。</strong></p>



<p>そんなふうに落ち込んでいた時期がありました。</p>



<p>勝手に思いこまずに、親しい同僚に話してみればよかったのですが、当時の私にはそれができませんでした。</p>



<p>しかし、たまたま同僚も同じような思いを持っていたことを知り、重かった心がスーッと軽くなった経験があります。</p>



<p>心の中のモヤモヤや胸の中の重苦しさなどネガティブな感情も、誰かと共感しあうことで楽になるだけではなく、気持ちが前向きになるものなのだと知りました。</p>



<p>仕事のことだけではなく、日常生活においても同じで、苦しい気持ち、悲しい気持ち、不安な気持ちを、誰かに聞いてもらうことで、共感しあうことで、気持ちが変わります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「自分には向いていない」と思い込んでいた</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kodoku-1024x576.jpg" alt="悩む男性の横顔" class="wp-image-8412" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kodoku-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kodoku-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kodoku-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kodoku.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>私は消防士として２０年以上勤務し、救急隊員も経験しました。</p>



<p>消防士になって１０年目くらいの頃、救急の現場にはかなりの件数出動していました。</p>



<p>救急には、いろんなケースがあるんですね。<br>交通事故だって、３重４重衝突事故となると、さすがにパニックになりそうになりますが、１週間も２週間も落ちこみが続くなんてことはありませんでした。</p>



<p>私が一番メンタルにこたえたのは、亡くなった子どもや、大ケガをした子どもの救急搬送でした。<br>とくに、自分の子どもができてからは、よけいにその傾向は強くなりました。</p>



<p>救急隊員として、どんな現場でも冷静に対処しなければならないことは、よくわかっているんですが、感情はなかなか思い通りにはなってくれません。<br>搬送中も、搬送したあとも、勤務が終わった非番の日でも、そんな思いがつづくことがありました。</p>



<p><strong>自分は消防士には向いていないのかもしれない。</strong></p>



<p>そんなことを思いつづけていました。<br>一緒に出動した隊員は、まったく動揺する気配も見せずに、いつもどおりに活動していました。<br>消防士としてはそんなメンタルであるべきなのに、自分は動揺し、落ちこみつづけていたんです。</p>



<p>そんな感情は恥ずべきものだと思い、誰にも話すことなく、時間経過で薄らいでくれるのを待っていただけでした。</p>



<p>これは消防士に限った話ではないと思います。</p>



<p>営業職で大きなミスをして、「自分には営業は向いていない」と落ち込んだ経験のある方。<br>介護の仕事で、利用者さんとの関わりに心が疲れてしまった方。<br>教師として、生徒にうまく向き合えず、自信を失ってしまった方。<br>事務職で、周囲のペースについていけず、「自分だけができていない」と感じた方。</p>



<p>どんな仕事であっても、<strong>「自分にはこの仕事は向いていないんじゃないか」</strong> と思った経験は、きっとあるのではないでしょうか。</p>



<p>そして、そう感じている自分を恥ずかしいと思い、誰にも打ち明けられずにいる。<br>あなたも、そんな経験がありませんか。</p>



<p><strong>関連記事：</strong> <a href="https://tatsusan.com/kokorokurushii/">明るくふるまいながら、心の中は苦しかった</a></p>



<h2 class="wp-block-heading">自分だけではなかったんだ</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kyuukyuusha-1024x576.jpg" alt="救急車内の画像" class="wp-image-8413" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kyuukyuusha-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kyuukyuusha-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kyuukyuusha-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kyuukyuusha.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>そんな思いが１８０度変わったことがありました。</p>



<p>交通事故で亡くなった幼い男の子を病院に収容して、署に帰る救急車内でのことです。</p>



<p>ふだんだと、病院から引きあげると、緊張から解放された気持ちになり、雑談しながら帰署するのですが、そのときばかりは違っていました。</p>



<p>私は、我慢しようとしても涙が流れおちるので、他の隊員に見られないように、こっそりと涙をふいていました。</p>



<p>誰もしゃべらない不自然な静けさの中、車窓を過ぎる町の灯りを眺めるふりをしていると、鼻水をすする音がきこえました。</p>



<p><strong>振り向いてみると、後輩の隊員が泣いていました。</strong></p>



<p>思わず、私も抑えていた感情が爆発するように、涙を流しました。</p>



<p><strong>「あれはキツかったね」</strong><br>そう私がいうと、運転していた先輩が口をひらきました。</p>



<p><strong>「俺、涙が止まらんわ」</strong></p>



<p>３人とも泣いていたことがわかると、隠すこともなく泣きました。</p>



<p>自分だけではなく、同じように感じていた人がいたことが、こんなにありがたくて、気持ちが楽になるんだと思いました。</p>



<p>そのあとは、どんなにあの子がかわいそうだったか、どんなに気持ちが苦しいかを話しながら署に帰りました。</p>



<p>あの日、もし誰もしゃべらないまま帰っていたら、３人ともそれぞれが「自分だけが弱いんだ」と思い込んでいたかもしれません。</p>



<p>たった一言、<strong>「あれはキツかったね」</strong> と口にしたことで、お互いの心が開きました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">心の傷は、特別な職業だけの話ではない</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/shokugyou-1024x576.jpg" alt="いろんな職業の人が歩道を歩いている" class="wp-image-8414" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/shokugyou-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/shokugyou-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/shokugyou-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/shokugyou.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>ここで少し、<strong>「惨事ストレス」</strong> という言葉について触れたいと思います。</p>



<p>惨事ストレスとは、つらい出来事に直面したり目撃したりしたときに起こる心の反応のことです。</p>



<p>もともとは、災害現場で活動する消防士や自衛隊員、警察官のメンタルヘルスの問題として注目されました。</p>



<p>大災害で活動した多くの職員がメンタルを病み、うつになった人、職場を去った人がたくさんあり、自殺未遂をした人までいたことで、消防庁も惨事ストレス対策の研究チームを発足した時期がありました。</p>



<p>しかし、研究が進むにつれて、この問題は消防士や自衛隊員だけのものではないことがわかってきました。</p>



<p>惨事ストレスの影響を受ける人は、段階的に広がっていきます。</p>



<p>災害や事故の直接の被害者だけではなく、その家族や遺族。<br>直接の被害を受けていなくても、惨事を目撃して心に傷を負った人。<br>さらには、報道を通じて衝撃を受けた一般の人々。</p>



<p>医師、看護師、教師、保育士、カウンセラー、一般の公務員、報道関係者、災害ボランティア。<br>惨事ストレスの影響を受ける可能性がある人の範囲は、今ではとても広くとらえられています。</p>



<p>アメリカの９.１１同時多発テロのあと、全米の一般家庭に電話調査をしたところ、<strong>一般市民の９０％になんらかのストレス反応があった</strong>そうです。<br>現場にいなくても、テレビの映像を見ただけで、心に大きな影響を受けていたということです。</p>



<p>今の時代は、インターネットやSNSで衝撃的な映像や情報に触れる機会が増えました。<br>そうした映像を繰り返し目にすることで生じるストレスも、惨事ストレスの枠の中でとらえられるようになっています。</p>



<p>つまり、惨事ストレスはもはや特別な職業に就いている人だけの問題ではなく、<strong>誰にでも起こりうること</strong> なんですね。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「自分だけが弱い」と思い込まないで</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanashiai-1024x576.jpg" alt="グループになって話し合っている画像" class="wp-image-8415" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanashiai-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanashiai-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanashiai-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/hanashiai.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>消防の世界には、つらい出来事のあとに、一緒に活動した仲間が集まって話し合う場を設ける仕組みがあります。</p>



<p>自衛隊でも、一緒に活動した隊員が集まる場をつくり、話しあったそうです。一人が話し出すと、他の隊員も涙を流しながらつぎつぎに話しました。</p>



<p><strong>あのとき現場で一瞬フリーズして動揺したけど、自分だけじゃなかったんだ</strong></p>



<p><strong>非番になってもあの光景が忘れられずに涙が流れたけど、みんなもそうだったんだ</strong></p>



<p>自分ひとりではなく、誰もが同じような思いをしていたことがわかって、気持ちが楽になったそうです。</p>



<p>話しあったあと、そのチームは以前より結束が強くなったそうです。</p>



<p>東日本大震災のあと、被災した消防職員を対象に「活動中に力づけられたこと、心の支えになったこと」を調査した結果があります。</p>



<p><strong>１位は「家族からのメールや電話で励まされた」。<br>２位は「一緒に活動している仲間と他愛もない会話をよくした」。<br>３位は「同僚と励ましあった」。</strong></p>



<p>過酷な現場を乗り越える支えになったのは、特別なカウンセリングや専門的な治療ではなく、<strong>家族や仲間との何気ない会話だった</strong>のです。</p>



<p>これは、どんな職場でも、どんな日常でも同じことだと思います。</p>



<p>職場でプレッシャーに押しつぶされそうになっている人。<br>「自分だけがつらい」と思い込んでいる人。<br>「弱音を吐いたら、周りにどう思われるだろう」と怖くなっている人。</p>



<p>実は、隣の席の同僚も、同じように苦しんでいるかもしれません。</p>



<p>あなたが「実はしんどいんだ」と打ち明けたとき、相手が「実は自分も…」と口にしてくれることがあります。<br>そのとき心がフッと軽くなる感覚は、経験した人にしかわからないものだと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">心が壊れる前に話そう</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kaiwa-1-1024x576.jpg" alt="カフェでゆったり話し合う男女" class="wp-image-8416" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kaiwa-1-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kaiwa-1-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kaiwa-1-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/04/kaiwa-1.jpg 1200w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>「惨事ストレス」</strong> という言葉を使いましたが、大きな災害にあわなければ関係ない、というわけではありませんよね。</p>



<p>大切な人を失うことも、仕事で追い詰められることも、人間関係でどうしようもなく疲れることも、本人にとっては <strong>「惨事」</strong> です。</p>



<p>ひとつ気をつけたいことがあります。</p>



<p><strong>「もっと大変な人がいるんだから、自分は我慢しなきゃ」</strong></p>



<p>そう思ってしまうこと、ありませんか。</p>



<p>惨事ストレスの研究では、これを <strong>「下方比較」</strong> と呼ぶそうです。<br>自分より不幸な人と比べて、「自分は悲しんではいけない」と感情にフタをしてしまう。</p>



<p>東日本大震災のとき、被災地で活動した消防職員の多くが、住民の前では自分たちの悲しみやストレスを表に出さないようにしていたそうです。<br>「住民のほうが大変なのだから、自分たちが弱音を吐くわけにはいかない」と。</p>



<p>でも、感情にフタをしつづけた結果、心を壊してしまった人がたくさんいました。</p>



<p>これは消防職員に限らず、誰にでも起こることです。</p>



<p>職場で自分より忙しそうな同僚を見て、「自分のつらさなんて大したことない」と我慢する。<br>家庭で家族の苦労を見て、「自分が弱音を吐くのは申し訳ない」と黙る。</p>



<p>でも、あなたが感じている苦しさは、あなた自身のものです。<br>誰かと比べて小さいとか大きいとか、そういう問題ではないんですよね。</p>



<p><strong>グチをこぼすのは悪いことだ<br>ネガティブなことを話すと嫌われる</strong></p>



<p>心が苦しくてしかたないときは、そんなことにとらわれる必要はないんです。</p>



<p>出来事があってその感情が生まれたのですから、その感情を否定する必要はないんですよね。</p>



<p><strong>関連記事：</strong> <a href="https://tatsusan.com/guchimodaiji/">心が疲れたときに必要なのは弱音とグチ。</a></p>







<p>善悪の問題ではなくて、つらい思いが長びいて心が壊れないように、誰かと話すことが大事だということですね。</p>



<p>惨事ストレスの研究の中に、もうひとつ大事なことが書かれていました。</p>



<p><strong>「外傷後成長」</strong> という言葉です。</p>



<p>つらい体験をした人のうち、３割から７割の人に、その後の成長が見られるそうです。<br>しかも、つらい体験が大きいほど、成長も大きくなることが確認されているといいます。</p>



<p>ただし、これは他人から「つらい経験があったから成長できたね」と押しつけられる言葉ではありません。<br>自分自身が、いつか振り返ったときに、「あの経験があったから今の自分がある」と感じられるものだと思います。</p>



<p>つらい思いを誰かに打ち明けて心を軽くしながら、少しずつ前に進んでいく。<br>その先に、つらかった体験が自分の力になっていると気づく日が来るかもしれません。</p>



<p>もし今、あなたがひとりで苦しい思いを抱えているなら、信頼できる誰かに話してみてください。<br>「こんなこと話していいのかな」と迷ったら、それこそが話すべきサインかもしれません。</p>



<p>弱さを見せることは、恥ずかしいことではありません。<br>あなたの心が、誰かと話したがっているのだと思います。</p>



<p>私自身も、親しい人のつらい思いをしっかりと聞いて共感できる存在でありたいと思っています。</p>



<p><strong>関連記事：</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><a href="https://tatsusan.com/negative-ok/">ネガティブ感情だって大切</a></li>



<li><a href="https://tatsusan.com/weakness-to-treasure/">自分の弱さが強みだった｜50代で気づいた欠点を宝に変える方法</a></li>
</ul>



<p>※『惨事ストレスとは何か ―救援者の心を守るために』松井豊 著（河出書房新社、２０１９年）</p>




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			</item>
		<item>
		<title>感謝を届ける講演、15年目の変化と新たな挑戦</title>
		<link>https://tatsusan.com/2026-start/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 09 Jan 2026 00:35:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[セカンドライフ]]></category>
		<category><![CDATA[感謝の言葉]]></category>
		<category><![CDATA[脱サラ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/arigatoukouen-1024x535.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>2026年がスタートしました。 昨年は講演活動で関西、中国地方、そして四国では高知県まで行かせていただきました。 消防士を辞め講演をはじめて約15年、講演の内容も少しずつ変化してきました。講演中に歌う楽曲を少しずつ入れ替 [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/arigatoukouen-1024x535.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>2026年がスタートしました。</p>



<p>昨年は講演活動で関西、中国地方、そして四国では高知県まで行かせていただきました。</p>



<p>消防士を辞め講演をはじめて約15年、講演の内容も少しずつ変化してきました。<br>講演中に歌う楽曲を少しずつ入れ替え、曲数も増やしました。</p>



<p>歌詞も、講演でお伝えしたいメッセージを、より深く反映したものへと進化したのではないかと思っています。</p>



<h2 class="wp-block-heading">アンケートに現れた変化</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="800" height="419" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/kansou.jpg" alt="石川講演会の感想文" class="wp-image-8122" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/kansou.jpg 800w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/kansou-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/kansou-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /></figure>



<p>以前から、話の中に歌が入るという講演スタイルが珍しがられていましたが、ここ近年は歌うときには、プロジェクターでショートストーリーのような映像と歌詞を映写するので、歌と映像でテーマがダイレクトに心に響くと喜んでいただけるようになりました。</p>



<p>そのせいもあってか、いただくアンケートの言葉にも変化が現れました。</p>



<p><strong>「あの歌詞が心に響きました」</strong> <br><strong>「歌の中の言葉が、今の自分に刺さりました」</strong><br>というような言葉をたくさんいただけるようになりました。</p>



<p>そんな言葉をいただくと、もっともっと良い歌を届けたいという気持ちが強くなりました。<br>現在は、さらにオリジナル楽曲を増やそうと、楽曲作りにも励んでいます。</p>



<h2 class="wp-block-heading">101歳の父を送って</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1200" height="630" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/01/mizoguchichu.jpg" alt="溝口中学校人権講演会で話す石川" class="wp-image-7361" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/01/mizoguchichu.jpg 1200w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/01/mizoguchichu-300x158.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/01/mizoguchichu-1024x538.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/01/mizoguchichu-768x403.jpg 768w" sizes="(max-width: 1200px) 100vw, 1200px" /></figure>



<p>個人的なことでは、昨年は101歳の父が天寿を全うしました。</p>



<p>10代の頃の私は、父に反抗してあまり口を聞かない時期もありました。<br>尊敬できない父親像として、反面教師として見ていました。</p>



<p>そんな私も社会人になり、普通に話せるようになり、以前のブログに書いたように、「育ててくれてありがとう」と感謝の言葉を伝えるまでになりました。</p>



<p>私の孫ができてからはさらに親しく行き来するようになりました。</p>



<p>ひ孫たち（父にとっては）は、「ひーじいちゃん」となつき、父も口を開けばひ孫のことばかり話していました。</p>



<p>かつては考えられなかったような、親子４代の家族が笑い合う時間が過ごせました。<br>それもこれも、父が長生きしてくれたおかげと、家族の存在のありがたさに感謝するばかりです。</p>



<p>亡くなった今こそ、「育ててくれてありがとう」を伝えることの大切さを身にしみて感じています。</p>



<p>今年も、講演に参加された方々に「ありがとう」の感謝の言葉を伝えることの大切さを、救急現場のエピソードと歌を通して伝えていきたいと思います。</p>



<p>こちらのブログ記事にも書いています。<a href="https://tatsusan.com/ryoushinhe/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">「両親へのありがとう」</a></p>



<h2 class="wp-block-heading">「何かが違う」と立ち止まった人を応援したい</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="800" height="419" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/shigotopuraza.jpg" alt="若者仕事プラザで講義する石川" class="wp-image-8123" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/shigotopuraza.jpg 800w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/shigotopuraza-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2026/01/shigotopuraza-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 800px) 100vw, 800px" /><figcaption class="wp-element-caption">2014年「若者仕事プラザ」で講義</figcaption></figure>



<p>さて、2026年の抱負です。</p>



<p>講演活動をさらに充実させていくことはもちろんですが、かつて<strong>「何かが違う」</strong>と、自分の人生に疑問を持ち始めたときの私のように、新たな生き方を模索している人を応援したいと考えるようになりました。</p>



<p>消防の後輩の何人かが相談に来たり、私のホームページを見た面識のない方々が相談の電話をかけてこられたりしたときに、いろいろ話しているうちに、かつての自分を見ているようだ、と感じました。</p>



<p>その後、2014年と2017年に、鳥取県の若年者就業支援事業の拠点である「若者仕事プラザ」さんからのご依頼でセミナーの講師を務めたことがありました。</p>



<p>その時は、再就職を希望していた参加者に向けて、コミュニケーションについてお話しました。<br>休憩時間に、参加された方と話していると、中には、独立して自分の仕事を持ちたい、という漠然とした希望を持っている方もいました。</p>



<p>希望はあるが、具体的にどうやったらやりたい仕事ができるのかわからないので、再就職という選択肢しかなかったと話されました。</p>



<p>それなら、<strong>私にはもっと伝えられることがあるのに</strong>、と感じていました。</p>



<p>その頃から、脱サラして新たな人生を始めたいと考えている人や、定年を目前にして生きがいが見つからないと考えている人に、私自身の経験や学んだことのノウハウ伝えていきたいと考えるようになりました。</p>



<p>なぜなら、私自身が５０代で脱サラし、悩みながらここまで歩んできたからです。</p>



<p>当時、脱サラを考え始めた私は必死でした。</p>



<p>新たな人生に対する情熱があっても、「本当に一人でやっていけるだろうか」と不安になることもありました。<br>そんな不安を払拭し、背中を押してもらいたい気持ちもあり、都市圏で開催されるセミナーや勉強会に何度も足を運びました。</p>



<p>お金も時間も、当時の私にとっては相当な額を費やしました。</p>



<p>しかし、実際に脱サラして一人で仕事を始めてみて、気づかされました。<br>費やしたお金と時間を無駄にしたと思うセミナーがいくつもあったからです。</p>



<p>仕事が軌道に乗るまでの間、手元にある資金は命綱です。 その一番大切なお金と時間を、無駄なことに使ってしまった。<br>その事実に気づいたとき、私はとても残念で、悔しい思いをしました。</p>



<p>私自身が試行錯誤してやってきたことの中から、これをやったからうまくいったんだと確信を持てる方法を、伝えたいと思い、昨年はUdemy講座を作りました。</p>



<p>タイトルはとても長いのですが、<br><a href="https://www.udemy.com/course/experience-story-method/?referralCode=759898C6070555390988" target="_blank" rel="noreferrer noopener">【73万回再生】元消防士が教える「共感ストーリー・ライティング」｜あなたの人生経験を最強のコンテンツに変える『三幕構成』</a><br>というものです。</p>



<p>今年はマインドマップを使い、自分自身の半生を振り返り、セカンドライフに活かせる本当に大切なことを見つけるための講座を作りたいと考えています。</p>



<p>講演も講座も、根っこにあるのは同じ想いです。<br>「ありがとう」を伝え続ける一年にしたいと思います。</p>



<p>そのためにもまずは健康第一。<br>皆様も、どうぞ良い一年をお過ごしください。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>一瞬で消えた4人の命｜救急現場で学んだ今を生きる大切さ</title>
		<link>https://tatsusan.com/accident-life/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 18 Oct 2025 04:22:16 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[心の健康]]></category>
		<category><![CDATA[交通事故]]></category>
		<category><![CDATA[今を生きる]]></category>
		<category><![CDATA[感謝]]></category>
		<category><![CDATA[無力感]]></category>
		<category><![CDATA[生きる意味]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kyuukyuusha02-1024x559.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>カーステレオからは、激しいビートのロックが流れつづけていました。 若い男女が２人、路上に転倒した状態で動かなくなっていました。おそらく、衝突時に車から放り出されたのでしょう。 車両の中には２人の若者の姿見え、どちらもピク [&#8230;]]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kyuukyuusha02-1024x559.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>カーステレオからは、激しいビートのロックが流れつづけていました。</p>



<p>若い男女が２人、路上に転倒した状態で動かなくなっていました。<br>おそらく、衝突時に車から放り出されたのでしょう。</p>



<p>車両の中には２人の若者の姿見え、どちらもピクリとも動きませんでした。</p>



<p>現場の光景とはミスマッチな陽気な歌が、夜のドライブを楽しんでいた彼らの姿を連想させました。</p>



<p>ほんの少し前まで、この夜を楽しみ、青春を謳歌していたはずの若者たち。</p>



<p>笑い声をあげていたはずの若者たち。</p>



<p>でも、今は誰も動きません。</p>



<p>誰も声を出しません。</p>



<p><strong>ただ、音楽だけが流れ続けていました。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">救えた命、救えなかった命</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kangaeru.jpg" alt="仮眠室でうなだれる消防士" class="wp-image-7913" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kangaeru.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kangaeru-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kangaeru-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>消防士という仕事をしていると、命の重さを、日々実感します。</p>



<p>過酷な現場活動を行って、大切な命を助けることができたとき。</p>



<p>その喜びは格別でした。</p>



<p>どんなに体を酷使した活動であっても、その疲れは吹き飛びました。隊員同士が目を合わせ、言葉にできないほどの達成感を共有することもありました。</p>



<p><strong>逆に、どんなにがんばっても命を助けることができなかったとき。</strong></p>



<p>あるいは、現場到着時すでに手遅れで救えなかったとき。</p>



<p>言いようのない無力感を抱えて、現場をあとにしました。</p>



<p>亡くなった人の無念さや、遺体の状態の痛ましさに、消防士の心も平静ではいられないことが多々あります。</p>



<p><strong>出動隊員としてつらかったのは、命を救えなかったときだけではありませんでした。</strong></p>



<p>残された家族の悲しむ姿を目にしたり、泣き叫ぶ声を耳にしたりするとき。</p>



<p>文字通り、胸が張り裂けそうな思いを味わいました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">ブレーキ音で目が覚める夜</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/soushitukan.jpg" alt="仮眠室で目覚める消防士" class="wp-image-7918" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/soushitukan.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/soushitukan-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/soushitukan-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>私が20代の頃に一番長く勤務した署は、橋のたもとにありました。</p>



<p>橋に至るまでの道は、大きくカーブしていました。</p>



<p>昼間はそうでもないのですが、夜間になるとスピードを上げる車が多くなり、けっこうな頻度で事故が起こりました。</p>



<p>署の仮眠室で眠っているときに、ブレーキ音や衝突音で目が覚めることもよくありました。</p>



<p>「また事故か」</p>



<p>そう思いながら、出動指令が出るのを待つ。</p>



<p>そんな夜が、何度もありました。</p>



<p>ある日、そのカーブした道路で事故があり、出動しました。</p>



<p>署から近いので、救急車はすぐに現場到着しました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">歩道にある電柱にぶつかった軽乗用車</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/jikogenba.jpg" alt="真夜中の交通事故現場" class="wp-image-7920" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/jikogenba.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/jikogenba-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/jikogenba-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>救急車を降りてすぐに目にしたのは、歩道にある電柱にぶつかって変形した軽乗用車でした。</p>



<p>フロント部分が大きく潰れ、原形をとどめていませんでした。</p>



<p>若い男女が２人、路上に転倒した状態で動かなくなっていました。</p>



<p>おそらく、衝突時に車から放り出されたのでしょう。</p>



<p>アスファルトの上に、不自然な形で倒れていました。</p>



<p>変形して半開きになった運転席や助手席のドアから、腕や足がはみ出していました。</p>



<p>車両の中にも２人いました。</p>



<p>どちらもピクリとも動きませんでした。</p>



<p>時間が止まったかのように、静止していました。</p>



<p>そして、その静寂の中で、カーステレオからは激しいビートのロックが流れつづけていました<strong>。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">あっけない死に胸が傷んだ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/carstreo.jpg" alt="カーステレオの画像" class="wp-image-7915" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/carstreo.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/carstreo-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/carstreo-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>現場の光景とはミスマッチな、あまりにも陽気な歌。</p>



<p>その音楽が、ほんの少し前まで夜のドライブを楽しんでいた彼らの姿を連想させました。</p>



<p>もしかしたら、気分が盛り上がって奇声をあげながら、笑い合っていたのかもしれません。</p>



<p>「次、どこ行く？」</p>



<p>「腹減ったな、何か食おうぜ」</p>



<p>「この曲、最高だよな！」</p>



<p>そんな会話を交わしていたかもしれません。</p>



<p>リズムに合わせて、体を揺らしていたかもしれません。</p>



<p><strong>やがて通過して、思い出になるはずの青春のひとコマ。</strong></p>



<p>それが、ふいにその先を失い、永遠に消えてしまうことになるなんて。</p>



<p>事故の一瞬前まで、誰も想像しなかったに違いありません。</p>



<p>カーブを曲がるとき、スピードを出しすぎて、ハンドル操作を誤ったのでしょう。</p>



<p>ほんの一瞬の判断ミス。</p>



<p>ほんの少しのハンドルの切り損ない。</p>



<p>それが、４人の命を奪いました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">帰路の救急車の中で</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/shanai.jpg" alt="救急車から見える町の風景
" class="wp-image-7916" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/shanai.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/shanai-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/shanai-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>病院に搬送したあとも、その４人の若者のことが頭から離れませんでした。</p>



<p>帰路につく救急車に揺られていた私の頭の中で、カーステレオの音が鳴り響いていました。</p>



<p>あの陽気な音楽。</p>



<p>彼らが楽しんでいた音楽。</p>



<p>激しいリズムが、ずっと耳から離れませんでした。</p>



<p>家族や友人に別れを告げることもできず、自分自身も命の終わりを意識する余裕もなく、突然この世を去ることの無念を想像しました。</p>



<p>４人の若者は、誰一人考えることはなかったはずです。</p>



<p>まさか、楽しかったはずの夜が最後の別れの日になるとは。</p>



<h2 class="wp-block-heading">命なんて一瞬で消えていくんだ</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamufireman.jpg" alt="無力感に襲われる消防士" class="wp-image-7907" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamufireman.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamufireman-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamufireman-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p><strong>「命なんて一瞬で消えていくんだ！」</strong></p>



<p>あまりにもあっけなく消えていった４人の命を思い、そのあっけなさに圧倒されました。</p>



<p>ほんの数時間前まで、彼らは生きていました。</p>



<p>笑っていました。</p>



<p>楽しんでいました。</p>



<p>未来を思い描いていたはずです。</p>



<p>明日のこと。</p>



<p>来週のこと。</p>



<p>夏休みの予定。</p>



<p>将来の夢。</p>



<p><strong>でも、すべてが一瞬で消えました。</strong></p>



<p>ハンドルを切り損ねた、ほんの一瞬で。</p>



<p>電柱にぶつかった、ほんの一瞬で。</p>



<p>すべてが終わりました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">眠れない夜</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamu.jpg" alt="仮眠室で眠れず悩んでいる消防士" class="wp-image-7914" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamu.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamu-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/nayamu-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>消防局は24時間の隔日勤務制で、夜間は仮眠室で仮眠ができました。</p>



<p>仮眠といっても、昼間に現場活動することもあれば、訓練もするので、疲れ果てて熟睡することもあります。</p>



<p>もちろんそんな時でも、ひとたび出動指令音が天井のスピーカーから流れると、飛び起きて消防車や救急車に乗り込み、現場へ向かいました。</p>



<p>現場活動が終了して署に帰り、ふたたび仮眠室のベッドに横たわっても、疲れ果てているのに眠れないことがよくありました。</p>



<p>自分では気づかぬうちにアドレナリンが分泌され、興奮していて眠れなかったようです。</p>



<p><strong>時には、先ほどまで活動していた現場の光景が、まぶたの裏によみがえり、消えないこともありました。</strong></p>



<p>あの４人の若者の現場も、そうでした。</p>



<p>目を閉じると、そこに現場が広がっていました。</p>



<p>変形した軽乗用車。</p>



<p>路上に倒れた２人。</p>



<p>車内で動かなくなった２人。</p>



<p>そして、流れ続けるカーステレオの音楽。</p>



<p>その音楽が、頭の中で何度も何度も再生されました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「自分が、もっと何か違う行動を取っていれば」</h2>



<p><strong>「自分が、もっと何か違う行動を取っていれば、もしかしたら助けられたのではないだろうか？」</strong></p>



<p>そんな自問をくり返すことがありました。</p>



<p>私に限らず、全国の多くの消防士の方々が、そんな経験をしているのではないかと思います。</p>



<p>もっと早く現場に到着していれば。</p>



<p>もっと違う処置をしていれば。</p>



<p>もっと迅速に動いていれば。</p>



<p>頭の中で、何度も何度も、現場の光景を再生しました。</p>



<p><strong>でも、どんなに考えても、答えは出ませんでした。</strong></p>



<p>現場到着時、すでに４人とも動かなくなっていました。</p>



<p>おそらく、衝突した瞬間に、すべてが終わっていたのでしょう。</p>



<p>私たちにできることは、何もありませんでした。</p>



<p>それでも、考えずにはいられませんでした。</p>



<p><strong>「何か、できることがあったのではないか」</strong></p>



<p>その問いは、心の奥深くに突き刺さりました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">誰かから問いかけられているような気持ち</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="559" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/Whisk_c7aadc97d4499919df4466e9991cb0b9dr-1024x559.jpeg" alt="講演で空を見上げる青年" class="wp-image-7911" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/Whisk_c7aadc97d4499919df4466e9991cb0b9dr-1024x559.jpeg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/Whisk_c7aadc97d4499919df4466e9991cb0b9dr-300x164.jpeg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/Whisk_c7aadc97d4499919df4466e9991cb0b9dr-768x419.jpeg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/Whisk_c7aadc97d4499919df4466e9991cb0b9dr.jpeg 1408w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>あの４人の若者の現場から帰った後、私は考えました。</p>



<p>誰かから「生きる意味」を問いかけられているような気持になりました。</p>



<p>答えなんて出るはずもないのに、生きることの意味や命について考えました。</p>



<p><strong>ほんの一瞬で消えてしまう命。</strong></p>



<p><strong>楽しい時間から、突然訪れる終わり。</strong></p>



<p>それを目の当たりにして、私は思いました。</p>



<p><strong>「大切な人と過ごす今この時間を、もっと大事に過ごしたい」</strong></p>



<p>文字にすると恥ずかしいのですが、そんなことを考えました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">何でもない日常が、どれほど尊いか</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="545" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/choushoku.jpg" alt="日本の朝食が並ぶテーブル" class="wp-image-7908" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/choushoku.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/choushoku-300x164.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/choushoku-768x419.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>何度もそんな思いをしてきたので、私は変わりました。</p>



<p><strong>なんでもない平凡で無事な日常が、胸にしみるほどありがたいと感じるようになりました。</strong></p>



<p>朝、目が覚める。</p>



<p>家族が元気に「おはよう」と言ってくれる。</p>



<p>仕事に行って、無事に帰ってくる。</p>



<p>夕食を一緒に食べる。</p>



<p><strong>そんな、何でもない一日。</strong></p>



<p>あの４人の若者には、もう「何でもない一日」は訪れません。</p>



<p>朝、目が覚めることも。</p>



<p>家族と顔を合わせることも。</p>



<p>友人と笑い合うことも。</p>



<p>すべてが、永遠に失われてしまいました。</p>



<p>もしかすると、そんな経験をしていなければ、今も感謝のない一日を過ごし、自分の幸福に気づかず、大切な人の存在さえも意識しない生きづらい日々を、<strong>抜け殻のように過ごしていたかもしれません。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">あなたの「今日」は、どんな一日でしたか？</h2>



<p>ここまで読んでくださって、ありがとうございます。</p>



<p>悲しい話だったかもしれません。</p>



<p>でも、これは私が実際に体験したことです。</p>



<p>そして、この経験を通じて、私はあなたに伝えたいことがあります。</p>



<p><strong>あなたの今日は、どんな一日でしたか？</strong></p>



<p>何でもない、平凡な一日だったかもしれません。</p>



<p>仕事に追われて、疲れた一日だったかもしれません。</p>



<p>でも、今、この文章を読んでいるあなたは、生きています。</p>



<p>今日という日を、無事に終えようとしています。</p>



<p><strong>それは、当たり前のことではありません。</strong></p>



<p>あの４人の若者も、その日の朝、まさか自分たちがその日のうちに命を失うとは思っていなかったはずです。</p>



<p>ドライブに出かけるとき、「楽しい夜になりそうだ」と思っていたはずです。</p>



<p><strong>でも、その夜は、彼らの最後の夜になりました。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">今を大切に生きる</h2>



<p>救急現場で学んだことは、たくさんあります。</p>



<p>でも、その中でも一番大きかったのは、<strong>「今この瞬間の尊さ」</strong>でした。</p>



<p>命は、いつ消えるかわかりません。</p>



<p>明日が来ることは、保証されていません。</p>



<p>大切な人と、また会えることは、約束されていません。</p>



<p><strong>だからこそ、今を大切に生きなければならない。</strong></p>



<p><strong>だからこそ、大切な人に、今、感謝を伝えなければならない。</strong></p>



<p><strong>だからこそ、今日という日を、心から味わわなければならない。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">大切な人と過ごす今この時間</h2>



<p>あなたは今日、大切な人と、どんな時間を過ごしましたか？</p>



<p>笑い合いましたか？</p>



<p>会話を楽しみましたか？</p>



<p>それとも、忙しくて、ろくに話もできませんでしたか？</p>



<p><strong>「また明日話せばいい」</strong></p>



<p><strong>「いつでも会える」</strong></p>



<p>そう思っていませんか？</p>



<p>でも、「明日」が来るとは限りません。</p>



<p>「いつでも」が、永遠に来ないかもしれません。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今日、伝えてください</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="536" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kansha-1024x536.jpg" alt="仲のよい親子" class="wp-image-7909" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kansha-1024x536.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kansha-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kansha-768x402.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2025/10/kansha.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>だから、今日、伝えてください。</p>



<p><strong>「ありがとう」を。</strong></p>



<p><strong>「大切に思っている」を。</strong></p>



<p><strong>「一緒にいてくれて嬉しい」を。</strong></p>



<p>照れくさいかもしれません。</p>



<p>恥ずかしいかもしれません。</p>



<p>でも、伝えてください。</p>



<p>後悔する前に。</p>



<p>手遅れになる前に。</p>



<p><strong>今、伝えてください。</strong></p>



<h2 class="wp-block-heading">今日、大切な人に伝える</h2>



<p>ぜひ、あなたも大切な人に思いを伝えてください。</p>



<p>以下のうち、1つ選んで実践してみてください。</p>



<p><strong>1. 家族に「ありがとう」を伝える</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>「今日も無事に帰ってこれてありがとう」</li>



<li>「いつも支えてくれてありがとう」</li>



<li>「一緒にいてくれてありがとう」</li>
</ul>



<p>直接でも、電話でも、メッセージでもかまいません。</p>



<p><strong>2. 友人に連絡を取る</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>しばらく連絡していなかった友人に</li>



<li>「元気にしてる？」</li>



<li>「また会おうね」</li>
</ul>



<p>その一言が、いつか大きな意味を持つかもしれません。</p>



<p><strong>3. 今日一緒に過ごした人に感謝する</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>同僚に「今日もありがとう」</li>



<li>家族に「今日も一緒にいられて幸せだよ」</li>
</ul>



<p>どんな小さな感謝でもかまいません。</p>



<p>長い記事を、最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます。</p>











<p>救急隊員のメンタルヘルスについて書いた記事：<a href="https://tatsusan.com/talk-to-someone/">つらい気持ちを誰かに話したら心が軽くなった｜ひとりで抱えなくていい</a></p>



<p>私は今、元消防士として、この経験とメッセージを、講演活動を通じて伝えています。</p>



<p><strong>【学校の授業】</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>命の大切さを学ぶ授業</li>



<li>交通安全教育</li>



<li>生きることの意味を考えるワークショップ</li>
</ul>



<p><strong>【企業研修】</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>安全運転講習</li>



<li>今を大切に生きるマインドセット</li>



<li>職場の人間関係構築</li>
</ul>



<p><strong>【一般向け講演会】</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>幸せは見つけるものではなく気づくもの</li>



<li>今この瞬間の尊さ</li>



<li>大切な人への感謝の伝え方</li>
</ul>



<p><strong>【若者向けイベント】</strong></p>



<ul class="wp-block-list">
<li>命の重さを知る</li>



<li>友人との時間を大切にする</li>



<li>今を生きることの意味</li>
</ul>



<p>もし、この記事を読んで、「この話を直接聞いてみたい」「うちの学校や会社で話してほしい」と思ってくださったなら、ぜひご連絡ください。</p>




]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>一人暮らし高齢者と傾聴「あなたに生きていて欲しい」</title>
		<link>https://tatsusan.com/ikitehoshii/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 20 Apr 2024 05:13:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[傾聴]]></category>
		<category><![CDATA[高齢者]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://tatsusan.com/?p=6574</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/obachan01.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>消防士時代に訪問した一人暮らしの高齢者とのやりとりで、傾聴の重要性を痛感したエピソードを書いています。高齢者宅を訪問し、火災予防活動を行ってきた中で、心を閉ざした高齢者でも、じっくりと話を聞くことで心を開き、安全への意識も高まることを経験しました。孤独に生きる高齢者に寄り添う重要性と、地域社会での役割について考えさせられました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/obachan01.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>都会でも田舎でも、どんどん一人住まいの高齢者世帯が増えています。</p>



<p>一人住まいの高齢者でも暮らし方はまちまちで、孤独に閉じこもって暮らす人もいれば、地域の中で役割を担い生き生きと過ごしている高齢者もいます。</p>



<p>私が消防士をやっていた頃、春季・秋季の火災予防運動期間になると、住宅防火診断や火の元点検などで一人住まいの高齢者家庭を訪問していました。</p>



<p>訪問先の中には、心を閉ざして取り付く島もないような態度の高齢者もいました。</p>



<p>それでも、相手の言葉に耳を傾けていくと、しだいに心を開いてくれて、しっかりとこちらの話しを受け止めてくれました。</p>



<p>地域社会でも、孤独に暮らす高齢者が多くなる一方ですが、そんな高齢者と接する機会があれば、最初の応対の印象だけで相手を決めつけずにまずはじっくり話を聞いてみましょう。</p>



<p>そんな傾聴の力を感じた経験についてお話したいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「火事で死んだって誰も気にかけちゃくれないよ」</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="900" height="675" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/ranzatsu.jpg" alt="乱雑な台所" class="wp-image-6576" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/ranzatsu.jpg 900w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/ranzatsu-300x225.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/ranzatsu-768x576.jpg 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>
</div>


<p>一人住まいの高齢者といっても、もちろん個性はまちまちです。</p>



<p>消防官の制服を着て訪問すると、お話好きな人は大喜びで招き入れてくれます。</p>



<p>中には<strong>「年寄扱いなんかしてもらいたくないよ！」</strong>と、玄関払いする人もいました。</p>



<p>玄関から中を覗いただけでも、住んでいる環境に大きな違いがありました。 掃除が行き届いてとてもきれいなお宅もあれば、こんな言い方は失礼ですがゴミ屋敷に近い状態のお宅もありました。</p>



<p>そんなふうに散らかり放題の家に住んでいる高齢者女性の元を訪れました。</p>



<p>来意を告げると、とても嫌そうな表情になったんですが、なんとか説得して部屋に上げてもらいました。</p>



<p>さっそく台所を見せてもらうと、ガステーブルの周囲に食品の包装紙や食器が何層にも積み上げられていました。</p>



<p>「ガステーブルの周囲には物を置かないようにしてください。危ないですよ。調理器具からの出火するケースが多いですからね」</p>



<p>「火事で死んだって、私のことなんか誰も気にかけちゃくれないよ」 と吐き捨てるように言いました。</p>



<p><span class="swl-fz u-fz-s">高齢者で心配なのは調理時の着衣着火もあり、こちらに記事も参考にしてください。</span><br><a href="https://tatsusan.com/chakuichakka/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">おうちごはんが多くなると気をつけたい着衣着火の危険</a></p>



<h2 class="wp-block-heading">孤独な長い月日を過ごしたおばあちゃん</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="900" height="600" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/kodoku.jpg" alt="古い日本家屋の暗い廊下" class="wp-image-6577" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/kodoku.jpg 900w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/kodoku-300x200.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/kodoku-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>
</div>


<p>なんとか会話がしたくて、いろいろと話しかけますが、事務的な返事ばかりでした。</p>



<p>息子家族がいるが、都会に住んでいてめったに帰って来ないということはわかりました。</p>



<p>「親を一人でほったらかしても、平気な親不孝な息子だよ」<br>ポツリとそう言いました。</p>



<p>「帰りたくても、仕事が忙しくてなかなか帰って来れないんじゃないですか」</p>



<p>「盆も正月も、会社は休みだろうよ」</p>



<p>プライバシーに関わることなので、親子関係を詳しく聞くことはできません。</p>



<p>息子を非難がましく言ってしまうのも、部屋に物が散乱しているも、孤独な歳月を長く過ごしたせいではないかと思いました。</p>



<p>息子が親元を離れて都会で暮らし、何年も何年も経過してうちに、しだいに心を閉ざすようになってしまったのではないかと推察しました。</p>



<p>心を閉ざしてしまったためか、近所付き合いもほとんどないようでした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">寂しさは人の心を頑なにする</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="900" height="600" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/mago.jpg" alt="二人の園児の遊ぶ姿" class="wp-image-6578" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/mago.jpg 900w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/mago-300x200.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/mago-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>
</div>


<p>古新聞や、脱ぎ捨てた衣類が散らかった居間のタンスの上に写真立てがありました。</p>



<p>写真には孫らしき子供とおばあちゃんの姿がありました。</p>



<p>「お孫さんですか？」と聞くと、「ああ」とそっけない返事。</p>



<p>「お二人ともいい笑顔ですね。僕もおばあちゃん子だったんで、こんな写真みると思い出します」</p>



<p>「近くにいるのかい？」</p>



<p>「もうずっと前に亡くなってるんですが、今でも会いたいって思ってます」</p>



<p>「いいおばあちゃんだったんだね」</p>



<p>「お孫さん、可愛いでしょう」</p>



<p>「そりゃ可愛いさ。息子が連れて帰って来ないけどね」</p>



<p>「それは寂しいですね。お孫さんも会いたいでしょうに」</p>



<p>「たまに電話をかけてくれるんだよ」 おばあちゃんは、やっと笑顔になってくれた。</p>



<p>「大きくなったら、一人でも会いに来てくれますよ」</p>



<p>「そうなったら嬉しいね」</p>



<p>「だから、火災にならないように、健康にも気をつけて長生きしましょう」</p>



<h2 class="wp-block-heading">泣きながら見送ってくれたおばあちゃん</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="900" height="600" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/wakare.jpg" alt="畑にたたずむ高齢女性の姿" class="wp-image-6579" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/wakare.jpg 900w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/wakare-300x200.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/wakare-768x512.jpg 768w" sizes="(max-width: 900px) 100vw, 900px" /></figure>
</div>


<p>あんなに無愛想だったおばあちゃんは、時間経過とともに心を開いてくれて、ガステーブルの周囲も少しずつ片付けていくと約束をしてくれ、ました。</p>



<p>おばあちゃんが心を閉ざすまでには、いろんなことがあったのでしょう。</p>



<p>たまに出会った人が、ちゃんと耳を傾けてくれることがあれば、それだけで気持ちが楽になって、素直に自分の心を表現できたのかもしれません。</p>



<p>辛いことや、不安なことがあっても、誰かに話すこともなく、ただ一人の時間を黙々と過ごしていれば、誰だって心を閉ざしたくなります。</p>



<p>お暇する時、玄関の外まで出て見送ってくれました。</p>



<p>振り返ると、服の袖で目尻の涙をぬぐっているのが見えました。</p>



<p>その姿を見て、こちらの胸も熱くなりました。</p>



<p><strong>「あなたに生きていて欲しい」</strong><br>心からそう思いました。</p>



<p>亡くなった祖母の事を 思い出しながら、おばあちゃんに手を振った。</p>



<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C0L5Cjoyl8N/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C0L5Cjoyl8N/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank" rel="noopener"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C0L5Cjoyl8N/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank" rel="noopener">たつゆき/心が軽くなる言葉(@tatsu_kotoba)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>当たり前にある日々は、当たり前じゃない－救急車内のドラマ</title>
		<link>https://tatsusan.com/atarimaenohibi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 04 Apr 2024 23:32:40 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[夫婦関係]]></category>
		<category><![CDATA[感謝]]></category>
		<category><![CDATA[救急車]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://tatsusan.com/?p=6460</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/yakan-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>消防士時代に救急活動をしていたエピソードです。病気で病院に搬送された妻を心配する夫の姿を見て、何事もなく過ぎて行く日々こそ、とても大切なものなのだと気づかされました。大切な人には日頃から感謝を伝えることが大事だと痛感させられた救急でした。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/yakan-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>長い消防士生活の中で、さまざまな場面に出くわしてきました。</p>



<p>病気やケガをした人の人生の一場面に立ち会うだけなのですが、その方の人生ドラマを垣間見ることもありました。</p>



<p>そのたびに、<strong>なんでもない平凡な日々こそかけがえのない大切なものなんだ</strong>と痛感してきました。</p>



<p>ついつい忙しさに流されて、私たちは日常のありがたさを忘れがちです。<br>なので私自身、折に触れて過去の出動体験を思い出すようにしています。</p>



<p>どうも最近、忙しすぎてイライラする事が多い。<br>大切な家族や友人に感謝の言葉を伝えていない。<br>ゆっくり人生を楽しむゆとりをなくしている。</p>



<p>そんな思いがもしあるのでしたら、私が日常の大切さを思い知らされたエピソードをぜひ読んでみてください。</p>



<h2 class="wp-block-heading">救急車の中には涙あふれるドラマがある</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1280" height="670" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/otto.jpg" alt="救急車に収容された妻を心配そうに見守る夫" class="wp-image-8104" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/otto.jpg 1280w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/otto-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/otto-1024x536.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/otto-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>
</div>


<p>急病の人を救急搬送する時、多くの場合家族が同乗して病院まで行きます。</p>



<p>ある救急では、５０代の女性を搬送する時、ご主人が同乗しました。<br>気難しそうな顔の男性で、おそらく典型的な亭主関白だったのでしょう。<br>苦しそうな呼吸を続ける奥さんを、怒ったような表情で見つめていました。</p>



<p>（手を握って、優しい言葉で励ましてあげればいいのに）<br>私はそんなことを思いながら、血圧を測ったり、SPO2を測ったりしていました。</p>



<p>住所・氏名や、奥さんの既往症のことなどを聞くと、それには答えてくれますが、それ以外は終始無言でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">病院の救急処置室で話しかけるご主人</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1280" height="670" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpai.jpg" alt="病院に収容されベッドに横たわる妻に話しかける夫" class="wp-image-8106" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpai.jpg 1280w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpai-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpai-1024x536.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpai-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>
</div>


<p>病院に到着し、救急治療室のベッドに奥さんを移すと、看護師さんは奥さんに酸素マスクをつけると、ベッドの周囲の白いカーテンを閉めました。</p>



<p>ベッド横の椅子に座ったご主人の影が、カーテン越しに見えました。</p>



<p>「もう大丈夫や、俺はずっとここに居るからな」 カーテンの向こうからご主人の声がしました。<br>救急隊員がはじめて耳にした、奥さんに話しかけるご主人の言葉でした。</p>



<p>搬送証明書を受け取ると、ストレッチャーを押して救急車に戻りました。</p>



<p>ストレッチャーを収納した後に、座席と車のボディーの間に、折りたたみ傘の忘れ物を見つけました。</p>



<p>家の玄関から救急車に乗るまで、奥さんが雨に濡れないように、ご主人がさしていた傘でした。<br>その傘を持って、救急治療室に戻りました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">当たり前にある日々は当たり前じゃない</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1280" height="670" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpaisuruotto.jpg" alt="妻が眠るベッドのそばで妻を心配する夫" class="wp-image-8107" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpaisuruotto.jpg 1280w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpaisuruotto-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpaisuruotto-1024x536.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/shinpaisuruotto-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>
</div>


<p>救急治療室に戻ってみると、すでに医師の処置が始まっていて、ご主人はカーテンの外に座っていました。</p>



<p>彼は、私の姿に気づかず、不安そうな表情でうなだれていました。<br>救急車内では怒ったような表情だったのは、不安でどうしていいのか分からなかったからなのだと思いました。</p>



<p>我に返って私を見たその目は、涙に濡れていました。<br>言葉にしなかったものの、奥さんのことをとても大切に思い、心配でしかたなかったのでしょう。</p>



<p>当たり前にある日々は当たり前じゃないことに気づかされた瞬間でした。</p>



<h2 class="wp-block-heading">大切な人には日頃から感謝をしよう</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1280" height="670" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/tsutaeru.jpg" alt="妻に感謝の花束を渡す夫" class="wp-image-8108" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/tsutaeru.jpg 1280w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/tsutaeru-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/tsutaeru-1024x536.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/04/tsutaeru-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 1280px) 100vw, 1280px" /></figure>
</div>


<p>何でもない平凡な日々こそが幸せなんだと、あらためて教えられた救急搬送でした。</p>



<p>誰だっていつ病気になるのか、いつ倒れるのかなんて分かりません。</p>



<p>忙しさにかまけて、大切な人への感謝や愛情を忘れていれば、もし何かあれば大きな後悔にさいなまれることは間違いありません。</p>



<p>何でもないけど一緒にいられる幸せな時間を過ごすために、大切な人には感謝を伝えましょう。<br>花を枯らさないために毎日水をやりつづけるように、日々感謝を伝えましょう。</p>



<p>ある交通事故現場で平凡な日常の大切さを教えられたエピソードはこちらです。<br><a href="https://tatsusan.com/kotobatsutaeru/">「言葉」は心を伝えるためにある</a></p>



<p>何でもない日でも、笑顔を忘れないように過ごしましょう。</p>



<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C2CeUxryyiF/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C2CeUxryyiF/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank" rel="noopener"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C2CeUxryyiF/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank" rel="noopener">たつゆき/心が軽くなる言葉(@tatsu_kotoba)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>あの子が生きられなかった今日を僕たちは生きている</title>
		<link>https://tatsusan.com/kyouwoikiru/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 06 Feb 2024 03:19:09 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[交通事故]]></category>
		<category><![CDATA[人生の価値]]></category>
		<category><![CDATA[救急]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://tatsusan.com/?p=6294</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/anokonokyou-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>このブログ記事では、著者が消防士としての経験から学んだ人生の価値と時間の大切さについて語っています。ある日、通学中の少年が交通事故に遭い、救急隊員として出動した著者は、少年を救えなかった無念さと無力感を感じます。この体験を通して、日々の忙しさに追われ不満を感じていた自分を省み、人生の優先順位と大切な人への感謝の意を新たにします。著者は、失われた少年の未来を生きる私たちに、今この瞬間を大切にし、感謝を伝えることの重要性を伝えます。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/anokonokyou-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>子育て、仕事、家事と、日々の忙しさに追われて、息苦しさを感じていませんか？</p>



<p>時には、<strong> 「なんで自分ばかりが大変な思いをしているんだろう」 </strong>と気持ちの余裕をなくして、悲観的になる瞬間もあるかもしれませんね。</p>



<p>私自身、かつて消防士として勤務していた頃は、隔日勤務であった上に、非番の日に招集されたりすることもあり、子育てが大変な時期に、あれもこれも中途半端で不満が蓄積していました。</p>



<p>私生活で、自分のやりたい事もできず、仕事でもミスを犯して思い通りにならない事も多く、自分だけが何をやってもうまくいかなんだと悲観的に過ごしていた時期でした。</p>



<p>そんな私の考えを一変させてくれた出来事がありました。<br>それはある救急現場での体験です。</p>



<h2 class="wp-block-heading">少年を襲った交通事故</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="536" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/jiko-1024x536.jpg" alt="交差点に倒れた自転車" class="wp-image-8111" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/jiko-1024x536.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/jiko-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/jiko-768x402.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/jiko.jpg 1280w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p><strong>「通学中の中学生が車にはねられた！」</strong></p>



<p>通行人の１１９番通報で出動しました。</p>



<p>道路上に倒れていた少年は、意識がなく、手当をしながら無線で状況を送りました。<br>自発呼吸があったので、酸素投与しながら、骨折の有無を確認しました。<br>収容する病院もすぐに決まり、ICUに収容しました。</p>



<p>夜になって、その後の経過を病院に確認すると、亡くなっていたことがわかりました。</p>



<p>救急隊員として、助けられなかった無念さと、無力感に襲われました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">少年の事を考え続けた夜</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="503" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/tsurai.jpg" alt="消防署の仮眠室で頭を抱える消防士" class="wp-image-8113" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/tsurai.jpg 960w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/tsurai-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/tsurai-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<p>仮眠室のベッドに横たわりながら、少年の事を考えました。</p>



<p>道路に倒れていた通学用の自転車<br>転がっていた青いナップサック<br>泣きながら救急車を見送っていた同級生の泣き声</p>



<p>現場の状況や、目を閉じた少年の顔が浮かび、仮眠など取ることもできず、いろんな事を考えました。</p>



<p>あの時、泣いて見送っていた友達と、きっといろんな話をしていたのだろう。<br>将来の夢や、ゲームや、好きな女の子の事なども話してきたんだろう。</p>



<p>もうすぐ高校生になる時期だったので、新たな環境に期待で胸をふくらませていたのかもしれない。</p>



<p>大好きな家族や友達と、もっと時間を一緒に過ごしたかっただろう。<br>そんな大事な大事な時間は、永遠に失われてしまった。</p>



<p>そう考えると、胸が苦しくなりました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">少年の未来を私達は生きている</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="503" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/omoidasu.jpg" alt="少年のことを思い出す消防士" class="wp-image-8114" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/omoidasu.jpg 960w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/omoidasu-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/omoidasu-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<p>失われた少年の未来の時間を、私たちは生きています。</p>



<p>そんな大切な時間なのに、今までの私は、不平不満ばかりを感じながら毎日を過ごしていた事に気づきました。</p>



<p>毎日がつまらないとか、忙しいばかりでちっともいい事がないとか。<br>本当の苦しみも、悲しみも知らずに愚痴ってばかりいた自分が恥ずかしくなりました。</p>



<p>あの少年が過ごす事のできない貴重な時間を、間違いなく自分は生きているのだから、今のこの時間を大切にすごしていこうと思いました。</p>



<p>その後、私がずっと感じてきた事を、あなたに伝えたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">今この瞬間を大切にしよう</h2>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="960" height="503" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/ikkadanran.jpg" alt="一家団らんで夕食を食べる親子" class="wp-image-8115" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/ikkadanran.jpg 960w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/ikkadanran-300x157.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/02/ikkadanran-768x402.jpg 768w" sizes="(max-width: 960px) 100vw, 960px" /></figure>



<p>今までは、いることが当たり前だと思っていた家族。<br>その救急搬送を経験して、妻や子ども、両親、兄弟、友人にあらためて感謝しました。</p>



<p>感謝の思いを持つだけではなく、ふだんから相手に伝えておかないと、何かあれば後悔がずっと残ってしまいます。</p>



<p>言葉で伝えられる「ありがとう」は、とても嬉しいものです。<br>照れくさくてなかなか言えなかった「ありがとう」をたくさん伝えましょう。</p>



<p>亡くなった少年に、一番大切なことを教わりました。その時の具体的なエピソードの一部をこちらに書いています。<br><a href="https://tatsusan.com/kokorofurueru/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">「心の中が震えるほどの感謝」</a></p>



<p>毎日忙しくてたいへんな事もありますが、家族と一緒に過ごす「今」という時間を、意識して楽しみ、大切にしましょう。</p>



<p>忙しすぎると、人生の優先順位を間違えてしまいがちです。<br>限りある人生という時間で、今は何が大切なのかを意識することで、優先順位が明確になります。</p>



<p>今、この瞬間を楽しみ、大切にしていきましょう。</p>



<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/C03rJsXSM8o/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/C03rJsXSM8o/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank" rel="noopener"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C03rJsXSM8o/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank" rel="noopener">たつゆき/心が軽くなる言葉(@tatsu_kotoba)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script>
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		<item>
		<title>来年の今頃は生きていないとしたら。後悔のない人生へ</title>
		<link>https://tatsusan.com/asitanoinochi/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 17 Jan 2024 02:01:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[心の健康]]></category>
		<category><![CDATA[人生]]></category>
		<category><![CDATA[感謝]]></category>
		<category><![CDATA[生きがい]]></category>
		<category><![CDATA[親子関係]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://tatsusan.com/?p=6229</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/mitsumeru-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>元消防士の現場経験から、命のはかなさを目にしてきて、だからこそ今という一瞬を大切にしたり、大事な人に思いを伝えたり、自分の夢を実現するために、忙しさに流されずに人生を見直すことが大事だと感じました。そのために「もし来年の今頃にはこの世にいなかったら」と考えることが大切です。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/mitsumeru-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p><strong>「もし来年の今頃にはこの世にいなかったら」</strong></p>



<p>突然ですが、今そう考えてみるとどんなことが思い浮かびますか？</p>



<p>もしかしたら、思い残すことが多すぎてそんなこと考えられないかもしれませんね。</p>



<p>私たちは日々の忙しさの中で、本当に重要なことを見失いがちになります。<br><strong> 「もし来年の今頃にはこの世にいなかったら」</strong>と考えてみることは、後悔の残らない人生を送るためには何が必要なのか、何を優先してやるべきなのかということを気づかせてくれます。</p>



<p>私はかつての消防士としての経験から、人の命が簡単に失われてしまうことや、人生の壊れやすさなどについて考えさせられました。</p>



<p>緊急時に目の当たりにして知ったのは、人生がどれほど瞬時に変わるか、どれほど突然に終わるかということでした。これらの経験は、自分自身にとって何が大切なものを再評価する機会となりました。</p>



<p>家族、友人、そして日々の小さな喜びが、いかに貴重なものかを改めて実感したのです。</p>



<p>さらには、いつか夢や生きがいを持ちたちと思いながら、先延ばしにしてきた事を本気で考えて、実行する大きなモチベーションになります。</p>



<p>この記事では、私の体験に基づき、日常で見落とされがちな大切なことに光を当て、豊かな人生を送るためのヒントになることを願い書きたいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>消防士時代の体験</strong></h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1920" height="1072" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/Gemini_Generated_Image_ybu28iybu28iybu2.jpg" alt="交通事故現場で救助作業をしている消防士" class="wp-image-8083" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/Gemini_Generated_Image_ybu28iybu28iybu2.jpg 1920w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/Gemini_Generated_Image_ybu28iybu28iybu2-300x168.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/Gemini_Generated_Image_ybu28iybu28iybu2-1024x572.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/Gemini_Generated_Image_ybu28iybu28iybu2-768x429.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/Gemini_Generated_Image_ybu28iybu28iybu2-1536x858.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure>
</div>


<p>消防士の任務は、人々の生と死が交差する場所での活動でした。</p>



<p>特に交通事故の現場は、その事実を痛感させられる場所でした。<br> 中には大きな事故で、年齢や健康状態に関係なく、突然、この世からいなくなることがあります。<br>そんな現場に立ち会う度に、人生は必ずしも思い通りにはならない不確実なもの、命は儚いものだと感じました。</p>



<p>そんな体験は、日頃は当たり前だと思っていた事柄に新たな意味を与えました。</p>



<p><strong><span class="swl-marker mark_yellow">ただ命がある</span></strong>こと、そして無事に一日を過ごせることが、いかに幸福なことかを深く実感しました。<br>そして、<strong><span class="swl-marker mark_yellow">大切なことを先延ばしにしてはいけない</span></strong>、という強いメッセージでもありました。</p>



<p>今を生きること、目の前の人との時間を大切にすること、これらは忙しい日常を送っていても忘れるべき事ではないと気づきました。</p>



<p>では、これからの自分は日常生活をどう送っていけばいいのかと、何度も自問しました。<br>あなたが自分の人生で後悔を残さないための参考にしていただけたらとても嬉しいです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">日常生活で見落とされがちな大切なこと</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1920" height="1072" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/zattou.jpg" alt="退社したサラリーマンが行きかう都会の雑踏" class="wp-image-8084" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/zattou.jpg 1920w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/zattou-300x168.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/zattou-1024x572.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/zattou-768x429.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/zattou-1536x858.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure>
</div>


<p>日々の生活の中で、身近な人々への感謝や愛情を表現することを怠っていることに気づくことがあります。<br>忙しさに追われ、また恥ずかしさから、素直な気持ちを伝えることが後回しにしてしまいがちです。</p>



<p>しかし、<strong>「来年の今頃は生きていないとしたら」</strong>と考えてみることは、そんな今までの自分の在り方を変えてくれます。</p>



<p>もし来年の今頃、あなたがこの世にいないとしたら、大切な人に何を伝えたいでしょうか？<br>おそらく、感謝や愛情を伝えたいと考えるのではないでしょうか。</p>



<p>もしかすると、誤解が元で気持ちがすれ違ったままの人がいるかもしれません。誤解を解く言葉を伝えないままでいたら大きな後悔が残るかもしれません。<br>そんな、大切な人々への感謝や愛情を表現する機会を逃さず、今しっかりと伝えようと思わせてくれます。</p>



<p>思い切って伝える小さな<strong>「ありがとう」</strong>や<strong>「大切に思っているよ」</strong>という言葉が、関係を深め、人生をより豊かにすることでしょう。</p>



<p>こちらのブログ記事に、私に今までの生き方を見つめ直すきっかけを与えてくれた先輩のことを書いています。<br><a href="https://tatsusan.com/senpainoshi/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">先輩の死が教えてくれたこと</a></p>



<h2 class="wp-block-heading">表現が苦手な人のための段階的アプローチ</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1920" height="1072" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1.jpg" alt="親しい家族に感謝をつたえている画像" class="wp-image-8085" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1.jpg 1920w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1-300x168.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1-1024x572.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1-768x429.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1-1536x858.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure>
</div>


<p>大切な人に感謝を伝えることの重要性はわかっていても思いを表現することに抵抗を感じる方もいます。そんな方は次のことをやってみてください。</p>



<ol class="wp-block-list">
<li class="u-mb-ctrl u-mb-15"><strong>小さな行動から始める</strong><br>言葉での表現が難しい場合は、まず小さな行動で感謝を示しましょう。<br> 直接顔を合わせると言えなくなるという場合は、手紙を渡す、メールを送る。 言葉で表す以外にも、特別な食事を作ってあげる、小さくても心のこもったプレゼントをするなどが考えられます。</li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-15"><strong>共有の体験を作る</strong><br>共に時間を過ごすことは、感謝や愛情を伝える強力な方法です。<br>一緒に映画を見る、散歩をする、趣味を共有するなど、共通の体験を通じて、言葉以上の絆を築きましょう。 <br>自分か相手の、どちらかが心に悩みを抱えている時、心に苦しみを感じている時などは、特に一緒に時間を過ごしてください。心が回復する力を与えてくれます。</li>



<li><strong>徐々に言葉にする練習をする</strong><br>最初は「ありがとう」から始め、徐々に自分の感情を言葉にする練習をします。 <br>最初は照れくさくても、何度も繰り返すうちに習慣になり、自然と心からの言葉が伝えられるようになります。</li>
</ol>



<h2 class="wp-block-heading">夢を実現する力に変える</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1920" height="1072" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yume.jpg" alt="登山に挑戦して頂上から風景をみる男性" class="wp-image-8086" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yume.jpg 1920w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yume-300x168.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yume-1024x572.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yume-768x429.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yume-1536x858.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure>
</div>


<p>多くの人が日々の忙しさに追われ、自分の夢や情熱を見失いがちです。</p>



<p>しかし、<strong>「来年の今、ここにいないかもしれない」</strong>と考えてみることは、私たちに自分自身と向き合い、本当にやりたいことを考えるきっかけを与えます。</p>



<p>今の状態では終わりたくないという強い思いは、自分の内面を深く掘り下げ、真の望みや夢を明確にするきっかけになります。<br>諦めていた夢を追ってみようという勇気を与えてくれます。</p>



<p>限られた時間の中で、本当に価値あることに時間を使うことの重要性を実感させます。<br>ついつい忙しさに流されがちな日々の生活で、優先順位を見直し、自分自身の夢や目標に集中する機会を作り出す強いモチベーションになります。</p>



<h2 class="wp-block-heading">まとめ</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-full"><img decoding="async" width="1920" height="1072" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nitijou.jpg" alt="町中の道をあるく中年男性の後ろ姿" class="wp-image-8088" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nitijou.jpg 1920w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nitijou-300x168.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nitijou-1024x572.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nitijou-768x429.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nitijou-1536x858.jpg 1536w" sizes="(max-width: 1920px) 100vw, 1920px" /></figure>
</div>


<p>人生は予測不可能で、一瞬で全てが変わる可能性が常に存在します。</p>



<p>この事実を受け入れることは、なかなか難しいことですが、折に触れて考えることで、私たちに今を大切に生きるという強いメッセージを与えます。</p>



<p>私の消防士時代の経験から学んだ最も重要な教訓は、命の儚さと、大切な人にふだんから感謝の思いを伝えること、日々の瞬間を大切にすることです。</p>



<p>私たちが<strong>「来年の今頃は生きていないとしたら」</strong>と考える時、日常生活の中で見落としがちな小さなことに気づきます。</p>



<p>大切な人への感謝、未解決の問題の解決、そして自分自身の幸福への配慮が、これらの瞬間を豊かにします。表現が苦手な人でも、小さなステップを踏むことで、大切な人への感謝や愛情を伝えることができます。</p>



<p>最終的に、人生は私たちが日々行う選択の集合体です。今日から始める小さな変化が、長期的には大きな違いを生むことを忘れないでください。</p>



<p>毎日を大切に生き、今この瞬間に感謝して、後悔のない人生へと繋げていきましょう。</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>50代からの人生再出発。消防局を早期退職して講演家になった私の体験談と準備</title>
		<link>https://tatsusan.com/freshstart/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 10 Jan 2024 04:14:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[生きがい]]></category>
		<category><![CDATA[脱サラ]]></category>
		<category><![CDATA[自己実現]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://tatsusan.com/?p=6208</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/jinseichange-1024x576.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>50歳という節目に、このままでいいのかと自問自答の日々。やりたいことをやらずにいた理由に向き合い、夢を追う決意を固めた私。そのきっかけを作ってくれたのが職場の先輩の存在でした。消防士としての経験を活かし、講演を通じて多くの人々にメッセージを伝える道を選びました。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/jinseichange-1024x576.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p><span class="swl-fz u-fz-l"><strong>「もう遅すぎる」</strong></span></p>



<p>50代になって、新しいことを始めようとしたとき、そんな声が頭の中に響いたことはありませんか？</p>



<p>定年まであと10年。<br>住宅ローンも残っている。<br>子どもの教育費もまだかかる。</p>



<p>本当はやりたいことがある。 でも、今から挑戦するのは無謀じゃないか。</p>



<p>そう思って、諦めかけていませんか？</p>



<p>私も、まったく同じでした。</p>



<p>50歳の半ばで消防士を辞め、講演家になるなんて——。<br>周りからは<strong>「いくらなんでも、その歳では遅すぎる」</strong>と言われました。</p>



<p>でも、ある出来事が、私の背中を押してくれたんです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">やりたいことがあるのに、踏み出せなかった</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/furikaeri-1024x576.jpg" alt="やりたいことがあるのに踏み出せない消防士" class="wp-image-7879" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/furikaeri-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/furikaeri-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/furikaeri-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/furikaeri-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/furikaeri.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>消防士として働きながら、いつも心のどこかで思っていました。</p>



<p>消防の仕事は過酷な場面もたくさんありましたが、やりがいもありました。<br>私は優秀な消防士といえるような存在ではありませんでしたが、消防という仕事にリスペクトは常に持っていました。<br>それでも、どうしてもこの思いは消せませんでした。</p>



<p><strong>本当にやりたいことは、これじゃない。</strong></p>







<p>救急現場で目の当たりにする、突然の事故。 救助現場で見る、ショッキングな光景。</p>



<p>「少し前まで普通の日常を送っていた人が、こんなことになるなんて」</p>



<p>そう思うたびに、自分の人生について考えました。</p>



<p><strong>人生は、いつ終わるか分からない。</strong></p>



<p><strong>やりたいことを、いつまで先延ばしにするんだ？</strong></p>



<p>数分前までは呼吸をしていた人を、CPRしながら病院に搬送したあとに考えました。</p>



<p>何度もそんなことを考えたのですが、現場活動が終わり、日常生活に戻るとしだいにそんな思いも薄らいでいきました。</p>



<p>そんなことをくり返しながら、気づいたら50歳になっていました。</p>







<p>でも、現実は厳しい。</p>



<p>都会で学生生活を送る子どもたちへの送金、ローンの返済、私たち夫婦の生活費。</p>



<p>そして、何より——</p>



<p><strong>「50代から新しいことを始めて、本当にうまくいくのか？」</strong></p>



<p>そんな不安が、いつも私を引き留めていました。</p>



<p>生活費や住宅ローン、教育ローンの返済を、ずっと実行できないことへの言い訳にしてきたことに気づきました。</p>



<p>このままでいいのかという気持ちと、先が見えない冒険をするより、もう定年まで10年だからこのまま安泰に過ごせばいいじゃないか、という逆の気持ちもありました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">「退職したら、パチンコを思いっきりやるんだ」</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/bed-1024x576.jpg" alt="空のベッド" class="wp-image-7878" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/bed-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/bed-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/bed-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/bed-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/bed.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>そんな私だったんですが、自分に言い訳できない出来事が起きました。</p>



<p>それは、職場の先輩の死でした。</p>



<p>ある日、数カ月後に定年退職の日を迎える先輩に聞いてみました。</p>



<p><strong>「◯◯さん、退職後は何をして過ごすんですか？」</strong></p>



<p><strong>「退職したら朝から晩まで自分の好きな事をやるなぁ。まずパチンコを思いっきりやるわ」</strong></p>



<p>満面の笑顔でそう言っていた。</p>



<p>非番の日も非常招集がよくあるので、ずっと束縛されている感覚がある職業でした。<br>そんな中で、先輩は実家の農業も手伝っていました。</p>



<p>やっと何の心配もなくパチンコ三昧の生活ができると、ほがらかに笑った顔を今も覚えています。</p>



<p>その先輩が体調を崩し、医師の診察を受けると癌が見つかりました。</p>



<p>半年前には人間ドックも受けていたので、まさかという気持ちだったようです。</p>



<p>本人の意思もあり、しばらくは仕事を続けながら通院。</p>



<p>その間にもしだいに痩せて、だんだん無口になっていきました。</p>



<p>定年退職の日は、病院のベッドの上で、消防局長から退職辞令を渡されたそうです。</p>



<p>その数カ月後に他界。</p>



<p>24時間勤務なので、一般的な会社員の先輩後輩の関係とは異なり、文字通り寝食を共にした仲でした。</p>



<p>現場では、危険な状況下で協力しながら活動しました。</p>



<p>休憩時間には雑談で爆笑し、非番の日はよく飲んだものです。</p>



<h2 class="wp-block-heading">人生の意味を問い直す</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yakin-1024x576.jpg" alt="仮眠室で自分の人生について考える消防士" class="wp-image-7886" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yakin-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yakin-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yakin-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yakin-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/yakin.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>先輩の訃報を聞いたとき、頭の中で先輩の声が聞こえた気がしました。</p>



<p><strong>「石川君、本当に今のままで後悔しないのか？」</strong></p>



<p><strong>「人間はいつ死ぬかなんて分からないぞ。やりたい事をやれよ」</strong></p>



<p>それは自分が勝手に作り上げた空耳かもしれませんが、妙にリアリティーのある声がいつまでも耳に残っていました。</p>



<p><strong>本当にやりたいことを１ミリもやらずに死んで後悔しないのか？</strong></p>



<p>自問する日が続きました。</p>



<p>仮眠室で横になっていると、何度もその声が頭の中に響きました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">それでも、すぐには決断できなかった</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/plan-1024x576.jpg" alt="" class="wp-image-7884" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/plan-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/plan-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/plan-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/plan-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/plan.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>先輩の死をきっかけに、私は動き出そうと思いました。</p>



<p>でも、すぐに早期退職願を出したわけではありません。</p>



<p><strong>「本当に大丈夫なのか？」</strong></p>



<p><strong>「家族を路頭に迷わせるんじゃないか？」</strong></p>



<p>そんな不安が、何度も私を襲いました。</p>



<p>躊躇したり、今すぐに辞めたいと思い詰めたり、脱サラ前を行ったり来たりを何年も繰り返しました。</p>



<p>よくサラリーマンが居酒屋で、酔っ払うと職場への愚痴の末「脱サラ・起業」を口にして、ストレス解消して、翌日はスッキリした気持ちで職場へ向かう——</p>



<p>そんなふうにはなれなかった。</p>



<p>ずっと胸中に重たいものが積もり、年々その重さを増してきて、耐えきれなくなりました。</p>



<p>だから、私は少しずつ準備を始めました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">いきなり辞めない。在職中の「静かな助走」</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="1000" height="666" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouenchuu.jpg" alt="ステージ上で講演する石川" class="wp-image-6275" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouenchuu.jpg 1000w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouenchuu-300x200.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouenchuu-768x511.jpg 768w" sizes="(max-width: 1000px) 100vw, 1000px" /></figure>



<p>地方公務員という立場上、あからさまに報酬を得て活動することはできませんでした。<br>しかし、「いつか必ず講演家になる」という目標に向けて、在職中から以下のような準備を少しずつ始めました。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li><strong>自治体や学校の講演会・イベントに登壇し、現場の経験を積んだ</strong></li>



<li><strong>自分の人生を語る準備として、「年表」を作成し、マインドマップで棚卸しした</strong></li>



<li><strong>ブログやSNS（Facebook）で発信し、読者の反応から「求められる内容と表現」を模索した</strong></li>



<li><strong>トークと歌を組み合わせた構成を試し、参加者の心を打つ流れを試行錯誤した</strong></li>
</ul>



<p>ここからは、実際に私がどのような行動をとっていたのか、もう少し詳しくお話しします。</p>



<p>まず、現場での経験を積むために、<strong>地元の自治体が主催する人権講演会</strong>や、<strong>学校・保護者会主催の子育て講演会</strong>などで話す機会を自ら増やしていきました。</p>



<p>また、講演だけでなく、県が主催した<strong>「スポレク鳥取2006」「鳥取県民の日」「食のみやこ鳥取県フェスタ」</strong>といったイベントにも出演させていただき、トークを交えたコンサートを行いました。</p>



<p>同時に、いずれ自分の経験を人前で深く語ることになるだろうと考え、Excelファイルで自分や家族の「年表」を作成し、マインドマップで過去の出来事や感情の整理を行いました。</p>



<p>また、ブログやSNS（当時はFacebook）を活用し、実施した講演や出演したコンサートの活動報告を発信しました。消防士としてのエピソードも、プライバシーに十分配慮し、現役職員として可能な範囲で文章化して投稿しました。</p>



<p>単なる日記ではなく、「どんな内容に興味を持ってもらえるのか」「どんな表現なら感動を届けられるのか」を常に意識し、読者の反応を分析していました。</p>



<p>こうした経験の積み重ねによって、人前で話すことへの慣れや、話し方、講演の進行の仕方を実践の中で学ぶことができました。</p>



<p>私の講演は話だけでなく「歌」も交えるため、どのような構成・順番にすれば参加者の反応が最大化するのか、より強い反応を得るための流れを在職中から探ることができたのは、大きな財産になっています。</p>



<p>これらの私の経験から、講演家や人前に立つ仕事を目指す人だけでなく、これから「新しい道」へ再出発したいと考えているすべての方に、ぜひお伝えしたいことがあります。</p>



<p>それは、<strong>「いきなり今の環境をすべて捨てるのではなく、今の生活の中でできる『小さなお試し』から始めてほしい」</strong>ということです。</p>



<p>たとえば、私がやったこれまでの人生を振り返る「年表づくり（棚卸し）」は、どんな道に進むにしても、自分の本当の強みや譲れない価値観を再発見する強力なツールになります。</p>



<p>また、いきなり会社を辞めてゼロからリスクを背負うのではなく、<br> 「カフェを開きたいなら、まずは休日に友人を招いてコーヒーを振る舞ってみる」 <br>「自分の経験を誰かに伝えたいなら、まずは匿名でブログやSNSに書いてみる」 <br>といったように、今の安定した環境にいるうちに、少しずつ形にして世の中の反応を見てみるのです。</p>



<p>「いつか時間ができたらやろう」と頭の中で思い描くだけでなく、今の生活の枠の中で「1ミリの行動」を起こしてみる。<br>失敗しても生活に影響が出ない在職中にこの「助走」をしておくことが、いざという時の決断を後押しし、その後の人生を大きく変える原動力になります。</p>



<h3 class="wp-block-heading">家族に想いを伝えた</h3>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1024x576.jpg" alt="妻に脱サラの意思を伝える男性" class="wp-image-7885" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/talk.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>在職中に講演やイベント出演の件数を増やし、メディアで紹介される機会も増えてきました。</p>



<p>そして、妻に相談しました。</p>



<p><strong>「このまま職場にいたら、自分は壊れてしまいそうだ」</strong></p>



<p><strong>「大事な人生を、思いっきり生きたい」</strong></p>



<p><strong>「社会人になる息子たちに、自分が生きがいを持って生きている姿を見せたい」</strong></p>



<p>妻は、<br>「いつかそう言い出すと思ってた。あなたがやりたいなら、応援するよ」<br>そう言ってくれました。</p>



<p>その言葉が、私の背中を押してくれました。</p>



<p>妻も、講演依頼やイベント出演依頼の電話がかかってきたり、出演依頼の文書が届いたりしていたことで、夫が少しずつ認知されてきていると思ってくれていたようです。</p>



<p><strong>「退職して全力を注げば、きっとうまくいく」</strong></p>



<p>数年かかりましたが、ようやく退職願を提出する決心がつきました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">思い通りにはいかなかった日々</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nayamu-1-1024x576.jpg" alt="なかなか脱サラを決断できない男性" class="wp-image-7882" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nayamu-1-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nayamu-1-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nayamu-1-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nayamu-1-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/nayamu-1.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>それから早期退職願を提出し、ようやく講演家の道を歩み始めました。</p>



<p>でも、理想通りにはいきませんでした。</p>



<p>講演の依頼が思ったほど来ない。<br>消防職員時代の収入には、まるで届きませんでした。</p>



<p><strong>「これで本当に生活していけるのか？」</strong></p>



<p>何度も不安になりました。</p>



<h3 class="wp-block-heading">失敗から学んだこと</h3>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouengo-1024x576.jpg" alt="講演が終わったあとアンケートに目を通す男性" class="wp-image-7881" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouengo-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouengo-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouengo-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouengo-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/kouengo.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>最初は、講演で自分の学んだことを中心に話していました。</p>



<p>でも、それではうまくいかない。</p>



<p>参加者が求めていたのは、私自身の生の体験、生の声だったことに気づくまで、模索し、悩む期間がありました。</p>



<p>専業の講演家など存在しない土地で、本当に講演家なんて職業自体が成立できるんだろうか。<br>どうやれば自分のやっている講演の内容を、広く知ってもらうことができるんだろうか。<br>わからないことだらけの中、暗いトンネルの中を手探りに歩いているようなものでした。</p>



<p>それでも、続けられたのは——</p>



<p><strong>「やりたいことをやっている」という実感があったから</strong>です。</p>



<p>困難はありました。</p>



<p>でも、それは「やりたくないこと」での困難ではなく、<strong>「やりたいこと」をやる上での困難</strong>でした。</p>



<p>その違いは、大きかった。</p>



<p>なかなか思い通りに進まないことも多く、トラブルも経験しました。</p>



<p>それでも、やりたいことをやる上での困難なので、克服しながら続けることができました。</p>



<p>今もたくさんの人に出会い、生きがいが感じられる生活を送っています。</p>



<h3 class="wp-block-heading">早期退職してよかったこと</h3>



<figure class="wp-block-image size-full"><img decoding="async" width="650" height="488" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2023/04/kougenshi01.jpg" alt="郡家西小学校で講演する石川" class="wp-image-4597" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2023/04/kougenshi01.jpg 650w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2023/04/kougenshi01-300x225.jpg 300w" sizes="(max-width: 650px) 100vw, 650px" /></figure>



<p>困難もありましたが、早期退職したからこそ得られたものもありました。</p>



<p>自治体の講演担当者から、こう言っていただくこともよくありました。</p>



<p><strong>「安定した公務員を早期退職するなんて、その情熱はすごいですね。私なんかとてもマネできませんよ」</strong></p>



<p>そう言って、私の本気度を評価してくださるのです。</p>



<p>確かに、安定を捨てて新しい道を選んだことは、私の想いの強さを証明することになりました。</p>



<p>その覚悟が、講演依頼をいただくきっかけの一つになったのかもしれません。</p>



<h3 class="wp-block-heading">定年のない人生という選択</h3>



<p>６０歳を過ぎて、同僚や後輩が次々と定年退職を迎えました。</p>



<p>現在の定年年齢は62歳。</p>



<p>家が農業をやっている人は農業に専念したり、農地を借りて新たに始める人もいます。<br>あらたな仕事に就く人も中にはいます。</p>



<p>ゆっくりと余生を過ごすのも、趣味に没頭するのも、その人それぞれの生き方です。</p>



<p>そこに優劣などないでしょう。</p>



<p>ただ、現実は——</p>



<p><strong>「これからの人生、どうやって生きていこうか」</strong></p>



<p>そう途方に暮れている人が少なくありません。</p>



<p>私は、早期退職して講演家になったことで、定年のない人生を手に入れました。</p>



<p>今生きているという実感。<br>社会とつながっているという実感。<br>だれかのために貢献できているという実感。<br>そして、定年もなく収入が得られること。</p>



<p>決して、私が講演家として高額納税者になったわけではありませんが、「地道にコツコツ」という自分らしい生き方ができています。</p>



<p>それは、大げさに聞こえるかもしれませんが、<strong>「生きがい」</strong>だと思っています。</p>



<p>もちろん、定年まで勤め上げた人が生きがいを失うわけではありません。<br>人それぞれの「生きがい」があるでしょう。</p>



<p>でも、早期退職して自分のやりたいことを仕事にしたことで、私は年齢に関係なく、生きがいを持ち続けることができています。</p>



<p>そんな日々を送れることに、</p>



<p><strong>「◯◯さん、ありがとうございます。おかげでやっと本気で生きているって実感が持てましたよ！」</strong></p>



<p>心の中で先輩に感謝を伝えました。</p>



<h2 class="wp-block-heading">50代からでも、人生は変えられる</h2>



<figure class="wp-block-image size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/pcwork-1024x576.jpg" alt="" class="wp-image-7883" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/pcwork-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/pcwork-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/pcwork-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/pcwork-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/pcwork.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>このブログ記事は、単に脱サラを勧めるために書いたものではありません。</p>



<p>定年まで勤め上げることも、途中で脱サラすることも、どちらも意義あることだと思います。</p>



<p>大切なのは——</p>



<p><strong>自分の心に正直に生きること</strong>です。</p>



<p>もしあなたが今、こんな気持ちを抱えているなら。</p>



<p>・本当はやりたいことがあるのに、諦めている<br>・「もう遅い」と思って、一歩を踏み出せない<br>・このままでいいのか、モヤモヤしている</p>



<p>どうか、自分の心の声に耳を傾けてください。</p>



<p><strong>「もう遅い」なんてことは、ありません。</strong></p>



<p>人生は、何歳からでも変えられます。</p>



<h3 class="wp-block-heading">まずは1ミリだけ、やりたいことに近づいてみる</h3>



<p>ただし、いきなり大きく変える必要はありません。</p>



<p>まずは、<strong>1ミリだけ</strong>、やりたいことに近づいてみてください。</p>



<p>例えば——</p>



<p>・やりたいことについて、情報を集めてみる<br>・小さな一歩として、できる範囲で始めてみる<br>・信頼できる人に、自分の思いを話してみる<br>・将来の計画を、紙に書き出してみる<br>・活動内容をSNSやブログで発信してみる<br>・地元の商工会に起業相談をする</p>



<p>小さな一歩が、大きな変化につながります。</p>



<p>私も、最初は「本当に大丈夫かな？」と不安でした。</p>



<p>でも、一歩ずつ進んでいくうちに、道が見えてきました。<br>踏み出さないと道は見えてきません。</p>



<h3 class="wp-block-heading">あなたは一人じゃない</h3>



<p>私自身が、早期退職をすんなりと決めたわけではありません。</p>



<p>何年も迷い、悩み、行ったり来たりを繰り返しました。</p>



<p>人それぞれ、家族構成も違えば、経済状況も、職場環境も違います。</p>



<p>家族の理解を得て、最終的には自分自身で決断しなければなりません。</p>



<p>でも、一人で抱え込まず、信頼できる誰かに話してみてください。</p>



<p>あなたにも、きっとできます。</p>



<p>先輩が教えてくれた言葉を、もう一度お伝えします。</p>



<p><strong>「人間はいつ死ぬかなんて分からないぞ。やりたい事をやれよ」</strong></p>



<p>たとえ何年先でも、何歳になっても、お互いに本当にやりたい事をやりましょう。</p>



<p>人生は一度きり。</p>



<p>後悔のない人生を、一緒に歩んでいきましょう。</p>



<p>まずは１ミリ、やりたいことを始めてみましょう。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p><strong>追伸：</strong>この記事の中で、『まずは1ミリだけ、やりたいことに近づいてみる』とお伝えしました。<br>その最初の一歩として、自分の経験を一枚のマップに描き出し、&#8221;生きがいの種&#8221;を見つけるワークをUdemy講座にまとめています。<br>紙とペンだけで始められます。→ <a href="https://www.udemy.com/course/life-story-map/?referralCode=FF62B80213BB6C3402E6" target="_blank" rel="noreferrer noopener">40代からの自己分析｜人生経験の棚卸しで「強み」と「生きがい」を見つける</a></p>




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			</item>
		<item>
		<title>【感謝の力】寝たきり高齢者の救急搬送で教わった事</title>
		<link>https://tatsusan.com/kanshanochikara/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Jan 2024 00:55:03 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[心の健康]]></category>
		<category><![CDATA[感謝]]></category>
		<category><![CDATA[自己肯定感]]></category>
		<category><![CDATA[親子関係]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/koureishakazoku-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>対照的な２つの救急現場活動の体験から、感謝の大切さを学んだ経験を書いています。頭では分かっていてもなかなか実際には言葉にして感謝を伝える機会は少ないというのがほとんどの人ではないでしょうか。でも、日常生活で伝えてこそ、自分にも相手にもとてもいい効果が表れる実例を目にした経験です。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/koureishakazoku-1024x536.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>感謝することが、人が生きていく上においてとても大切なことは、誰もがよく知っている事ですよね。</p>



<p>感謝の念を持つことで、幸福感が高まったり、ストレスを軽減したり、免疫機能を向上させることなどが知られています。<br>それが十分に分かっていても、日常生活では眼の前の忙しさなどにかまけて、つい忘れがちになってしまうものです。</p>



<p>私もそうでしたが、消防士だった頃に出動した救急現場で、感謝の素晴らしさに大きな感動を覚えた経験があり、日常生活の中で事ある毎に思い出し、感謝ができるようになりました。</p>



<p>そのエピソードをお話したいと思います。</p>



<h2 class="wp-block-heading">感謝がまったくない異様な光景</h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/4-1024x576.jpg" alt="ゲーム機の画像" class="wp-image-6196" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/4-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/4-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/4-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/4-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/4.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</div>


<p>最初に、感謝がまったくない異様な光景を見た救急出動についてお話します。</p>



<p>ある山間部の一軒家に救急出動しました。</p>



<p><strong>「おばあちゃんが倒れて意識がない」 </strong>という要請で駆けつけた私たちは、居間に横たわっている心肺停止状態のおばあさんを発見しました。<br>おばあさんには目もくれず、高校生の兄と中学生の妹はコタツに入って、テレビゲームに夢中でした。</p>



<p>この異様な光景は、衝撃を受けました。</p>



<p>どんな家族の歴史があったのかなど、もちろん私達にはわかりません。<br>たとえどんな事業があったにせよ、目の前で家族が倒れていて、しかも呼吸もしていない状態ならゲームどころではないはずです。</p>



<p>寒々とした気持ちで救急車へ収容しました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>愛情が伝わる家族関係</strong></h2>


<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/5-1024x576.jpg" alt="老人用のベッド" class="wp-image-6197" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/5-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/5-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/5-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/5-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/5.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</div>


<p>それとは間逆な救急現場がありました。</p>



<p>寝たきりのおじいさんの呼吸状態が悪くなったという要請内容でした。</p>



<p>おじいさんがいたのは、何かあったらすぐに運び出せるように玄関のすぐ横の部屋でした。</p>



<p>部屋に入ると、息子夫婦と2人の孫娘がおじいさんのベッドを囲んでいました。<br>心配そうにおじいさんを見守り、涙ぐみながら話しかけていました。</p>



<p>おじいさんは小さな声で<strong>「ありがとう、ありがとう」</strong>とくり返していました。<br>その一瞬で、おじいさんに対する家族全員の強い愛情が伝わってきました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>救急車内での涙</strong></h2>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="1600" height="900" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/6-1024x576.jpg" alt="救急車の画像" class="wp-image-6198" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/6-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/6-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/6-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/6-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/6.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1600px) 100vw, 1600px" /></figure>
</div>


<p>救急車にはお母さんと孫娘の一人が同乗しました。</p>



<p>搬送中も、酸素マスクをしたおじいさんの手を孫娘が握りしめていました。</p>



<p><strong>「おじいちゃんは、いつでもお前たちのことを・・・」 </strong>酸素マスクをしていて声が小さい上に、救急車の走行音でその先は聞き取れませんでした。</p>



<p>なんとか聞き取ろうとして耳を寄せて聞いていた孫娘は、急に肩を大きく震わせました。<br>その背中にお母さんが腕をまわした。</p>



<p>呼吸が苦しくて荒い呼吸を続けながらも、おじいさんは家族に感謝の言葉を伝えていたのです。</p>



<p>この時のことをこちらにも書いています。<br><a href="https://tatsusan.com/ainoaruheya/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">火災・救急出動で感じる愛のある部屋とすさんだ部屋</a></p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>感謝の大切さにあらためて気づく</strong></h2>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/family-1024x576.jpg" alt="笑顔の３世代家族" class="wp-image-6200" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/family-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/family-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/family-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/family-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/family.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</div>


<p>おじいさんを病院に収容して、署に帰る道中、私は自分の家族について考え、大切な友人や知人のことを考えました。</p>



<p>日常生活ではついつい忘れがちな感謝の言葉。</p>



<p>思っていても口にしなかったり、言わなくてもわかってくれているはずだと伝えなかったりすることが多かった私は、あらためて感謝の大切さを教わりました。</p>



<p>おそらくあのおじいさんは、常日頃から誰に対しても感謝ができて、しっかりと感謝を伝えていた人だったのでしょう。<br>特に家族に対しては深い愛情を、心残りのないように毎日言葉にしていたんだと思いました。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong>感謝を忘れない生活</strong></h2>






<div class="wp-block-image">
<figure class="aligncenter size-large"><img decoding="async" width="1024" height="576" src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/7-1024x576.jpg" alt="感謝の花束を渡す画像" class="wp-image-6199" srcset="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/7-1024x576.jpg 1024w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/7-300x169.jpg 300w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/7-768x432.jpg 768w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/7-1536x864.jpg 1536w, https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2024/01/7.jpg 1600w" sizes="(max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>
</div>






<p>生きていると、いろいろと大変なことがあります。<br>予想もしなかった困難や、悲しい出来事もあります。</p>



<p>人は悩み事があったり、心に余裕がなかったりすると、ついつい感謝を忘れがちです。<br>でも、そんな困難なときこそ感謝の思いを持ち、しっかりと伝えることで、よりよい生活が送れます。</p>



<p>心理学的にも、社会学的にも感謝することには大きなメリットがあります。<br>幸福感の向上、ストレスの軽減、コミュニケーションの向上、免疫力の向上など、たくさんあります。</p>



<p>子育て期間も、親と共に過ごす時間もたっぷりあるようで、過ぎてみれば一瞬です。<br>後悔が残らないように、普段から感謝することを習慣にしていきましょう。</p>



<blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/CzTQWrZv-dY/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/CzTQWrZv-dY/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank" rel="noopener"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/CzTQWrZv-dY/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank" rel="noopener">たつゆき/心が軽くなる言葉(@tatsu_kotoba)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script>
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		<title>人生のリモコン</title>
		<link>https://tatsusan.com/remotecontroller/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[石川 達之]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 02 Dec 2023 07:00:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[人生]]></category>
		<category><![CDATA[子育て]]></category>
		<category><![CDATA[親子]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://tatsusan.com/?p=5640</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2023/12/remocon.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>小学生時代から大人になるまでの人生の考え方の変遷を語っています。小学生時代、嫌なことから逃れたいと考え、「人生のリモコン」で時を早送りしたいと願っていました。しかし、大人になり結婚し、子供が生まれてからは、子供との貴重な時間の大切さを感じ、一分一秒が貴重なものだと気付きました。大切な人との時間や自分の存在を大切にすることの重要性について書いたコラムです。]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://tatsusan.com/wp-content/uploads/2023/12/remocon.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p>
<p>嫌な事が多かった小学生の頃、楽しかったのは友達と遊ぶことと、悪いことをすることだけでした。</p>



<p>当時は、自分が後年消防士になるなど想像することもなく、校舎が燃えてなくならないかとか、いっそ学校のない世界に誰かさらって行ってくれないか、などと夢想したものです。大人になれば、給食も勉強もない自由な世界で生きられるのだろうか、もしそうだったら今から一足飛びに大人になれないものだろうかと、そんなことばかり考えていました。</p>



<p>もしその時に「人生のリモコン」という物があって、実時間の早送りが自在にできるとしたら、ためらわずにそのスイッチを押していたことでしょう。４倍速どころか、ずっと先のチャプターまで一気に飛ばしていたかもしれません。</p>



<p>大の大人になっても、そんなことを考えた時期がありました。仕事のことで悩んでいた頃、馬鹿げた妄想だと思いながらも、無意識にそんなことを頭に浮かべていました。</p>



<p>しかし、子供ができてそんな考えが霧消しました。可愛くてしかたがないほど可愛くて、まだイクメンという言葉もなかった頃ですが、子供を風呂に入れ、ミルクをやり、おしめを替えました。</p>



<p>長男は夜泣きがひどかったので、共働きだった妻と交代で、夜通しあやしたことも何度もありました。大声で泣くこの子も、いつかは独り立ちして出て行ってしまうのだと思うと、その大変な一瞬一瞬がとても大切に思えました。自分にとって嫌な時間を早送りなどしていたら、子供と一緒の時間さえもどんどん早送りされてしまうことになります。</p>



<p>病気や別れなど苦しい思いをされ、心の底から早送りを望んでいる方からすれば、その時の私程度の悩みで、とお叱りを受けるかもしれません。</p>



<p>たとえ、仕事中は子供と離れていても、それはそれで貴重な時間であるはずです。</p>



<p>こっちは仕事で、子供は保育園に行っているかもしれないけれど、自分の時間を早送りするということは、子供の時間も早送りしてしまっていることになるではないかと考えました。<br>そんな馬鹿げたことなど考える暇があるなら、ちゃんと仕事に専念しろと叱られそうですが（笑）</p>



<p>二人の子供が進学で都会に出て、妻と二人の生活になったとき、<br><strong>「あの子らがいたらなぁ」</strong><br>と妻が寂しさを訴える時には、</p>



<p><strong>「今、目の前の空間にいないだけで、こうやってずっと子供の話ができてることって、幸せなことじゃないか。話しているあいだ、子供の存在を感じられるってことだけでも、俺は幸せだと思う」</strong></p>



<p>そんな頃からすると、いくら都会に行ってしまって顔が見れないとはいえ、子供の事について話ができるなんて贅沢過ぎるくらい贅沢なことだと思います。</p>



<p>子供と一緒の生活がどんなに尊い宝物だったのかに気づいたことを書いています。<br><a href="https://tatsusan.com/kosodatedukare/" target="_blank" rel="noreferrer noopener">子育てに疲れたときには思い出そう</a></p>



<p>子供もそうだし、大事な人との時間、大事な人のことを感じる時間、それだけじゃなくて、自分自身が生きている時間、すべて大切だと思えるようにだんだんなって来ました。</p>



<p>その頃から「人生リモコン」のことはすっかり考えなくなりました。</p>
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