鳥取市で拉致問題啓発コンサート|奪われた日常と家族への思いを歌に込めて

`鳥取市の拉致問題啓発ミニコンサートのステージで歌う石川達之

2026年10月1日、JR鳥取駅前の風紋広場で行われた、拉致問題啓発ミニコンサートに出演しました。

会場で私が歌ったのは、家族をテーマにした3曲です。

『里帰り』
『特急あさしお』
『いなくなるなら』

3曲とも、家族と一緒に過ごせること、帰る場所があること、そして、何気ない毎日が決して当たり前ではないという思いが込めて作った歌です。

当日はミニコンサートだけでなく、拉致問題の早期解決を願う署名活動や、啓発チラシ、ポケットティッシュの配布も行われました。

歌とともに、拉致問題について知り、関心を持っていただくための啓発活動が行われました。

目次

2024年にも、倉吉市で歌いました

2024年の倉吉市での拉致問題啓発ミニコンサートで歌う石川達之
2024年の倉吉市での人権啓発ミニコンサート

拉致問題をテーマにした人権啓発ミニコンサートへの出演は、2度目でした。

2024年12月14日にも、鳥取県倉吉市のパープルタウンで開催された「人権啓発ミニコンサート~拉致問題の解決に向けて~」に出演しました。

拉致問題は、解決するまではどんなに時間が経過しようが、決して忘れてはいけない問題です。

今も、帰国を待っている方がいます。
そして、大切な家族との再会を待ち続けている方々がいます。

私自身もこの問題を忘れず、関心を持ち続けなければならないという思いで歌わせていただきました。

家族をテーマにした3曲

人権啓発ミニコンサートでトリピーといっしょに歌う石川達之

『里帰り』は、都会で暮らす息子たちが、久しぶりに故郷へ帰ってくる家族の風景を歌った曲です。

親にとっては、子どもが帰ってくる。
子どもにとっては、迎えてくれる家族がいる。

そんな、どこにでもありそうな日常を歌っています。

『特急あさしお』は、私自身が高校卒業後に東京で暮らした経験と、故郷を離れて生活する友人たちへの思いから生まれました。

久しぶりに里帰りをして、年老いた父や母に伝えたい。

「ありがとう」

簡単な言葉なのに、家族だからこそ、なかなか口に出せないことがあります。

そして『いなくなるなら』は、消防・救急の現場で何度も目にした、突然の別れから生まれた歌です。

昨日まで一緒にいた人が、突然いなくなる。

伝えたかった言葉も、謝りたかったことも、感謝の気持ちも、もう伝えられなくなる。

消防士として現場に立っていた頃、私はそのような場面に何度も接してきました。

幸せな日常が、突然なくなる現場

交通事故や災害の現場へ出動すると、その少し前まで、そこにはいつもの暮らしがありました。

家族と交わした何気ない会話。
「行ってきます」「おかえり」と言える毎日。
明日も同じように続くと思っていた生活。

それが、ある瞬間に突然失われてしまいます。

消防士時代の現場活動を思い出したり、拉致被害者に関するニュースを見たりするたびに、私は考えます。

拉致問題も、ある日突然、幸せな日常を奪われてしまった出来事です。

もちろん、消防や救急の現場で起きたことと、拉致という重大な人権侵害を同じものとして語ることはできません。

それでも、大切な人と過ごしていた日常が、本人の意思とは関係なく突然断ち切られる。その理不尽さを思うと、遠い出来事として受け止めることはできません。

「当たり前の日常」は当たり前ではない

家族が家に帰ってくること。
同じ食卓を囲むこと。
たわいもない話をすること。

私たちは、そんな毎日を「当たり前」だと思ってしまいます。

私自身もそうです。

しかし、消防・救急の現場で、幸せな日常が突然失われる場面を見てきました。

だからこそ、当たり前に思える毎日のありがたさを、忘れてはいけないと感じています。

今回歌った3曲には、それぞれ違う物語があります。

けれど、根底にあるのは同じです。

家族と一緒に過ごせること。
帰る場所があること。
大切な人に思いを伝えられること。

それがどれほどかけがえのないことなのかを、歌を通して届けたいと思いました。

一日も早い帰国と、ご家族との再会を願って

拉致されたすべての方々が一日も早く帰国され、待ち続けておられるご家族と再会できることを、皆さんと共に心から願っています。

そして私自身も、この問題を忘れず、関心を持ち続けていきたいと思います。

大きなことはできなくても、知ること。
忘れないこと。
家族や周りの人と話すこと。

それも、私たちにできる一歩ではないでしょうか。

これからも私自身、この問題を忘れず、関心を持ち続けていきたいと思います。
そして、消防・救急現場で経験したことや、そこから生まれた歌、ブログでの発信を通して、命や家族、当たり前の日常の大切さを伝えていきたいと思います。

拉致されたすべての方々が一日も早く帰国され、待ち続けておられるご家族と再会できることを、心から願っています。

この日の様子が、10月3日の日本海新聞に掲載されました。

鳥取市での人権啓発ミニコンサートの日本海新聞の記事
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次