子育て講演会
「ほめて育てなさい」
「ほめてはいけない」
「叱らずに育てなさい」
「怒るのではなく叱りなさい」
世に子育て論は数多あり、中には真逆なことを教えるものもあります。
時代とともにその教えも変わっています。
しかし、どんなに多種多様な教育論が流行しようと、変わらずに大切なことは、「まず子どもを心から愛すること」です。
子育ての喜びを感じられる日もあれば、出口の見えないトンネルの中で悩み続ける日々もあります。
叱り過ぎて悩むこともあります。
自分の育て方が間違っていたのでは、と落ち込むこともあります。
しかし、子育てに「遅すぎる」はありません。
たとえ間違えていたとしても、やり直す勇気を持てば、その思いはしっかりと子どもに伝わります。

自ら命を絶とうとした子どもを運んだこともありました。
「条件つきの愛」や「無関心」がどれほど子どもを追いつめ、苦しめていたのかも目の当たりにしました。
私の講演会に足を運ばれる方々の多くは、子育てについて自分を責めておられる人が多いようです。
しかし、子どもは「心の底から愛されている」ことを感じることができたら、いくら道から外れても、また元の道に戻ることができます。
そのためにも「どんな言葉で、どうやって愛を伝えることができたのか」ということについても、私自身の実体験をまじえてお伝えします。
子どもたちが自分の「夢」に勇敢に向かっていけるようにするのが、「親」という名の応援団としての役目ではないでしょうか。
親子という近い関係だからこそ表現しづらかったり、伝えられなかったことを、講演会をきっかけに伝えられたという感謝のお便りもたくさんいただいています。
参加された方の感想
死に瀕した多くの人たちに対応する火災・救急・救助現場場では、必死に生きようとする力に圧倒され続けました。単なる言葉ではなく、実感として「命の重さ」を思い知らされました。命だけではなく、他人の人権にも、自分自身の人権にも意識を向けることの大切さをお話します。
様々な労災事故に救急隊、救助隊として対応してきました。現場活動だけではなく、事故の原因なども調査するため、背景も知ることができました。個人のストレス対策から職場内でのコミュニケーションについて、私の消防士時代の現場体験をまじえてお話します。
「子育て」は人生の一大事業なので不安になるのも当然です。人生観と子育て観が激変した交通事故現場での体験を通して、親自身が元気で子どもに向き合う方法や、落ち込まないようにするコツ、子どもと共に成長するための考え方をお話します