心の健康講演会
「人生100年時代」と言われるようになり、長寿が珍しくなくなった日本。
しかし、メンタル不調者は業種や世代を問わず増加しているのが現状です。
自殺件数は近年減少傾向にあるものの、成人の4人に1人は「自殺を考えたことがある」という調査結果にあるように、「心の病気」が、今や他人事ではないと誰もが感じる時代になりました。
平均寿命は年々延びているものの、健康寿命と介護や支援を必要とする期間との差は、いっこうに縮まる気配がないまま推移しています。
肉体的健康をむしばむ大きな要因としても、ストレスが大きく作用しています。メンタルの不調が、健康年齢が延びることを阻んでいる大きな原因となっているとも言えます。
親子、夫婦、職場や地域での人間関係、SNSなどのネットの関わりなど、コミュニケーションがうまくいかなくて、大きなストレスを抱えることも多くなりました。
ふだんの生活からストレスを軽減していく方法ショッキングな悲しいできごとから心を守る方法何気ない日常生活の中で心から笑えるようになるコツ
私自身が、心の病気になった家族の対応で苦しんだ経験から学ぶことになった心理学と、多くの消防現場で学んだことと、その両方で救われました。そんな経験から学んだ「心の元気」を保つための方法を、全力でお伝えします。
参加者様の感想
「人間関係にいきづまり、頑張っても頑張ってもなぜかみたされない思いで生きてきました。共感できるお話が多く、また音楽にとてもいやされました。無理せず頑張りすぎず、楽に楽しく子育て自分育てを楽しんでいこうと思いました」
「久しぶりに大声を出して笑いました。普段、気がつくとため息をついたり、しかめっ面をしていたりしました。私も生活の中にどんどん笑いを取り入れていきたいと思いました」
「人とのコミュニケーションが苦手で閉じこもり勝ちだったのですが、友達に誘われて思い切って参加しました。お話や歌を聞いているうちに心が軽くなりました。今日学んだことを日常生活にいかして、元気に毎日過ごせるように笑いを取り入れていきたいと思います。とてもいいきっかけを作って下さってありがとうございました」
死に瀕した多くの人たちに対応する火災・救急・救助現場場では、必死に生きようとする力に圧倒され続けました。単なる言葉ではなく、実感として「命の重さ」を思い知らされました。命だけではなく、他人の人権にも、自分自身の人権にも意識を向けることの大切さをお話します。
様々な労災事故に救急隊、救助隊として対応してきました。現場活動だけではなく、事故の原因なども調査するため、背景も知ることができました。個人のストレス対策から職場内でのコミュニケーションについて、私の消防士時代の現場体験をまじえてお話します。
「子育て」は人生の一大事業なので不安になるのも当然です。人生観と子育て観が激変した交通事故現場での体験を通して、親自身が元気で子どもに向き合う方法や、落ち込まないようにするコツ、子どもと共に成長するための考え方をお話します