心の元気講演家
オフィスうたことば代表
石川 達之(いしかわ たつゆき)
人権・子育て・心の健康・男女共同参画講演会、安全衛生大会などで「心」をテーマにオリジナルソングの歌入り講演を行っている。
32年間消防士として数多くの現場へ出動しながら、「歌う消防士」としても活動を続ける。
数多く出動した交通事故、労働災害、自損行為現場での活動で、自身の無力さに悩み、抜け殻のような日々を経験する。
妻がうつ病になり、その対応に悩んだことをきっかけに心理学を学ぶ。心の健康の重要性を痛感し、消防局を早期退職して講演活動を始める。
テーマに沿ったオリジナルソングを交えた講演会が「面白くてあっという間に終わってしまった」と口コミで広がる。
講演は13年間で参加者は48,000人を超える。笑いと涙の講演活動が日経・朝日・毎日・読売新聞等で紹介される。
NHK全国ニュース、24時間テレビ「愛は地球を救う」等に出演。
感染症や社会情勢が不穏になることでストレスがますます多くなる時代だからこそ、講演を通して全国の人の心を元気にすることを使命としている。
1957年生まれ。
鳥取県湯梨浜町在住。
専修大学法学部卒
鳥取県中部ふるさと広域連合消防局勤務(1979年~2011年:32年間)
講演活動を開始(2011年4月~)
防災士
日本メンタルヘルス協会研究コース修了
【楽曲制作】
「鳥取牛骨ラーメン応麺歌」制作
鳥取県睡眠キャンペーンソング「やさしい眠りをあなたに」制作
鳥取県交通安全協会「安全の輪」「光れ反射材!」制作
SUN-IN未来ウォークテーマソング制作
【主な著書】
『人生を変える幸せの気づき』(電子・POD書籍)
『子離れしたくない! そんなあなたへの3つの言葉』(電子・POD書籍)
妻が突然うつに
東京の大学を卒業後、ふるさと鳥取県に帰省し、鳥取中部の消防局へ就職しました。
32年間消防士として数多くの火災、救急、災害現場へ出動してきました。
過酷な現場で、体力の限界状態も経験し、心の耐力の極限も経験しました。
そんな消防生活のストレス解消のために、学生時代にやっていたギターの弾き語りを再開しました。
「歌う消防士」として活動を続けるうちに、NHK全国ニュースや24時間テレビで取り上げられ、日経、読売、朝日などの新聞でも紹介されるようになりました。
やりがいのある仕事と、充実した非番日を過ごしていました。自分はこうやって消防官として定年を迎えるだろうと考えていました。
2人の息子が高校卒業後、都会の学校に進学し、妻と2人きりの生活になりました。
そんなとき、妻がうつになってしまいました。あまりに突然だったため、私自身もなかなかその事実を受け入れることができませんでした。
妻のうつが回復するまでの7年間と薬の副作用に苦しんだ2年間、私自身も途方にくれ、夫としての無力感と自責の念に苦しみながら妻に寄り添って生活しました。自分自身を励ますように歌を作り続けながら。
そんな経験をしてから、消防現場で体験する事例のひとつひとつが、それまで以上に心に突き刺さるようになりました。どれもこれも「他人事じゃない」という思いで対応するようになりました。
そんな思いで活動しているうちに、事故、病気、労働災害の多くが、心の状態に起因するという事実に気づくようになりました。
たくさんの苦しむ傷病者、泣き叫ぶ家族の姿に「幸せは、つかむものではなく、気づくものだ」ということを学びました。
あんなに悲惨な現場で活動したことで、逆に、日常生活がこんなにキラキラと輝いていることに気づくようになりました。まるで病気を経験して、ようやく健康の尊さに気づくように。
自分は今、こんなに幸せなんだ!心からそう思えるようになりました。
そんなふうに感じられるようになったことで、人間関係も変わりました。今まで苦手に感じていた人とのコミュニケーションもうまくいくようになりました。
心が元気になるためには目の前の幸せに気づかなくてはならない、という学びを一人でも多くの人に伝えたいと思うようになりました。
早期退職を決意する
悩んだ末に消防局を早期退職し、メンタルヘルスを学びました。
学んだ心理学は、消防現場で感じ、考えてきたことと、多くの共通点がありました。人の心を元気にすることが、私自身の使命だと感じるようになり、講演活動を始めました。
「気持ちが元気になりました」
「自分自身でよかったんだと思えるようになりました」
「歌とお話を聞いているうちに、どんどん力が湧いてきました」
アンケートにはたくさんの方から、行間から笑顔がこぼれそうな感想をいただいています。
もしも、あなたの近くの誰かが、あるいはあなた自身が、少し元気をなくしていたら、ぜひ私の歌と話を聞いてください。
そして、昨日より今日が心の元気に満ちている、そんな日をスタートさせてください。