笑うと、張り詰めていた心が少しゆるみます。
悩みや心配事が消えるわけではありません。それでも、誰かと話し、一緒に笑っているうちに、重たかった気持ちが少し軽くなることがあります。
私が行っている心の健康講演会でも、消防・救急現場での体験や家族との出来事を、笑いを交えながらお話ししています。
さらに、オリジナルソングを取り入れ、話でも笑い、歌でも笑う講演会を行っています。
笑いには、単にその場を楽しくするだけではなく、ストレスを和らげ、心と体の緊張をゆるめる働きがあることも研究されています。
笑うと、心と体の緊張がゆるむ

ストレスが続くと、心だけでなく体も緊張します。
呼吸が浅くなり、肩や首に力が入り、気持ちにも余裕がなくなっていきます。
そんなとき、声を出して笑うと呼吸が大きくなり、緊張していた体が少しゆるみます。
笑ったあとに、
「少しすっきりした」
「気持ちが軽くなった」
と感じた経験のある方も多いのではないでしょうか。
2023年に発表された研究では、笑いを取り入れた介入を調べた8件の研究をまとめた結果、通常の活動と比べて、ストレスに関係するホルモンであるコルチゾールが低下する傾向が報告されています。
もちろん、笑えばすべてのストレスが解決するわけではありません。
それでも、笑う時間を持つことは、張り詰めた心と体を休ませる一つのきっかけになります。
笑いと免疫機能の関係

「笑うと免疫力が上がる」と聞いたことがある方もいると思います。
研究では、笑うことによって、体を守る働きに関係するNK細胞などの指標に変化が見られたという報告があります。
ただし、笑えば病気にならない、笑いだけで病気が治るという意味ではありません。
「免疫力」という言葉は幅が広く、一つの数値だけで簡単に判断できるものでもありません。
そのため、私は講演でも、笑いを万能薬のようにはお伝えしていません。
一方で、笑うことによってストレスが和らぎ、人と話す機会が増え、気持ちが前向きになることには、十分な意味があると思っています。
認知症予防との関係は、笑いの効果の一つの側面

笑いと認知機能の関係についても研究が行われています。
日本の65歳以上の高齢者1万2,165人を6年間追跡した研究では、友人との会話や子ども・孫との交流など、笑う機会の種類が多い人ほど、認知症を発症する割合が低いという関連が報告されました。
ただし、これは「よく笑えば認知症にならない」と証明したものではありません。
笑う機会の多い人は、人と会ったり、話したり、外へ出たりする機会も多いと考えられます。
つまり、笑いそのものだけでなく、人とつながり、会話をし、心を動かす生活全体が関係している可能性があります。
認知症予防は、笑いが持つさまざまな可能性の一つです。
私が講演で一番お伝えしたいのは、笑いによって認知症を防ぐことだけではありません。
笑うことで、今を少し楽に生きられること。
誰かと笑い合うことで、孤立せず、人とつながれること。
そこに、笑いの大きな意味があると感じています。
講演では、知識だけでなく実際に笑っていただきます
笑いの効果について説明を聞くだけでは、なかなか心は動きません。
そのため、私の講演では、一方的に知識をお伝えするのではなく、消防士・救急隊員として経験したことや、家族との出来事を、ユーモアを交えながらお話ししています。
さらに、オリジナルソングも取り入れています。
話を聞いて笑い、歌を聞いて笑い、ときには涙を拭う。
笑いと涙の両方があるのが、私の心の健康講演会です。
「ユーモアの中に大切な言葉があふれていた」
これまでの講演では、次のようなご感想をいただきました。
第40回部落解放智頭町研究集会
トークの中、歌の中にユーモアたっぷりなのに、大切な言葉があふれていた。家族愛、命の大切さについて考えさせられた。人間味あふれる歌とトークでした。
鳥取県立倉吉西高校PTA人権教育研修会
お話と歌で、堅苦しくなく、とても聞きやすかったです。涙あり、笑いありで、心に残る講演でした。
鳥取市保育園・幼稚園会保育士部会研修会
1時間半があっという間でした。楽しい語りと歌で、笑いあり涙ありの講演でした。
講演中に笑いが起きると、会場の空気がやわらぎます。
その空気の中だからこそ、命の大切さや家族との関係、心の健康についても、身構えずに受け止めていただけるのではないかと思っています。
笑いを取ることだけが目的ではありません
私は、講演でただ笑いを取ることだけを目指しているわけではありません。
笑いは、話を聞いていただくための入口です。
その入口から、
- ストレスを一人で抱え込まないこと
- つらいときには誰かに話すこと
- 家族や周囲の人とのつながりを大切にすること
- 何気ない日常の中にある幸せに気づくこと
といった大切なテーマをお伝えしています。
楽しいだけで終わるのではなく、講演が終わったあとに、家族や身近な人の顔を思い浮かべてもらえる。
そして、毎日の生活の中に少しでも笑う時間を増やしてもらえる。
そのような講演を届けたいと思っています。
話でも笑う。歌でも笑う。そして、ときには涙を拭う

笑うことは、特別な道具もお金も必要ありません。
しかし、心に余裕がなくなると、人は笑うことさえ忘れてしまいます。
だからこそ、講演会の時間だけでも、声を出して笑い、心をゆるめていただきたいのです。
話でも笑う。
歌でも笑う。
そして、ときには涙を拭う。
笑いと涙のある時間を通して、心が少し軽くなる講演会をお届けします。
自治体の健康づくり事業、社会福祉協議会、公民館、老人クラブ、地域住民を対象とした研修会など、ご希望の対象や目的に合わせて内容を構成します。
講演内容やこれまでの実績については、次のページをご覧ください。
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