人生100年時代と言われています。

私の父は、もうすぐ94歳になりますが、とても元気です。

夕方4時には、家族に先がけて一人で、自分の好きな肴で晩酌をやっています。



今では90代の人も珍しくありませんが、私が子どもの頃は、町内に数人いたくらいでした。

社会の勉強ということで、小学生のときにクラスの何人かと、学校の近くに住んでいた90代のおじいさんの話を聞きに行った記憶があります。

それが、いまや日本は世界一の長寿国になり、100歳超えの人が6万人を超え、もうすぐ7万人に達する勢いです。

しかし、油断はできません。

死亡者数は、平成9年から毎年増加しています。

日本人の10人に1人が、65歳になるまでに亡くなっているそうです。



労働安全衛生大会で講師を務める機会があるので、私自身も「心」のみならず、「体」の健康にも無関心ではいられません。

講演や研修会でお話するために、こんな表を作りました。


いつもこなしている作業や運転が危険に画像1

厚生労働省が発表した平成28年人口動態統計にもとづいて作った、働く世代の年齢別死亡原因ランキング表です。

どの年代を見てもベスト5に「自殺」が入っています。

この表を見られた方の多くが、「えー、意外!」とおっしゃいます。

しかし、かつて救急隊員として自損行為の現場に何度も出動してきた身としては、「意外」には感じません。


さらに見ていただくと、「癌」「心疾患」「脳血管障害」が多いことに気づかれると思います。

その多くは生活習慣病やストレスが原因だと言われています。

「不慮の事故」も、実はその何割かはメンタル不調が影響しているのではないかと、私は経験上考えています。

心配事を抱えていて睡眠不足になっていたり、集中力を欠いたり、精神が不安定になっていて、普段だと難なくこなしている作業や車の運転が事故につながったケースも少なくありません。

逆にいえば、注意して予防していれば回避できる病気や事故が多い、ということだと思います。


いつもこなしている作業や運転が危険に画像2


とかく「体の健康」「心の健康」を分けて考えがちですが、食事の摂り方や運動に気をつけるように、心のストレス解消にも気を配りたいものです。

今年も、いろんな業種の企業にも講演や研修でお話させていただきますが、「予防」についてリアルな体験談を交えて伝えていきたいと思います。