オンライン講演会で「言葉の重みと命の大切さ」【人権講演会】

オンライン講演会準備中の様子

2020年11月16日(月)に、島根県松江市の松江市立女子高校人権講演会をオンラインでやりました。

コロナ禍ということもあり、最初に連絡をいただいた時点から 「ZOOMを使ったリモートで」というご依頼だったので、私自身もちょうどリモートで講演をやる環境を整えたいと思っていたときだったので二つ返事でお受けしました。

担当の先生は、前年に私が講演をした島根県立横田高校の先生から話を聞かれて、ぜひにとご依頼いただきました。

いわゆるコロナ警察による差別的な行為や、学校でも医療従事者の子どもが差別的なことを言われるなどのニュースが流れました。

数ヶ月前に、松江市内の高校の寮でクラスターが発生したことで、誹謗中傷の嫌がらせ電話が殺到したというようなことがありました。
先生方も、あらためて人権について学び、考え、気づく機会の必要性を強く感じておられたようです。

担当の先生と話し合い、演題は「言葉の重みと命の大切さ」としました。

目次

リモート講演準備

島根県松江市の松江市立女子高校のオンライン講演会の準備をする石川の部屋

初めてリモートでやった講演で、かなりの時間を費やして準備しました。

普通の講演であれば、カメラの前でマイクに向かってしゃべればよいのですが、私の場合はかなり複雑になります。

・ギターの弾き語りが入る
ギターと声を別々で送る
・パワーポイントの画像と音声を送る
(一人で話す画面とパワーポイントを映しながら話す画面とを切り替える)
・パワーポイントの動画に入れているカラオケ音源を自分でモニターし、歌う音声も自分でモニターしながら歌う

細かく説明すると煩雑になりますので、興味のない方は飛ばしてください。

リモート講演用にミキサー、オーディオインターフェイスなどを購入し、ZOOMを使うPCとパワーポイントを使うPCとを別にしてやりました。

アシスタントがいないので、スイッチャーで画面を切り替えながら、音声の調整をし、歌うときはリバーブを入れ、パワーポイントをリモコン操作し、ギターを弾くという大忙しな作業でした。

12クラス前教室にリモート用のディスプレイが配備され、Wi-Fi環境が整ったのが10月後半ということで、本番まで一月もないという状態で、先生方も初めてのことでたいへんだったようです。

4回試験をやりましたが、試験をやる準備がたいへんで、教室間を連続移動して先生方はハアハア呼吸を乱されながら、
「お待たせしました。準備ができましたのでこれより」
という連絡を入れて来られました。

ZOOMが落ちずに無事に最後までやれるだろうか、という先生方の心配がこちらに伝わってきました。

ひたすら試験をくり返す

島根県松江市の松江市立女子高校のオンライン講演会の準備をする石川の部屋

こちらも、何かのミスで配信できなかったら、大切な授業時間がふいになるということなので、回線状況の不安や、機器の操作ミスの心配やらがありました。
さらに、ZOOM特有の画像の遅延という問題があり、音声と画像とのズレを最小化すべくいろいろと試みてみました。

心配だったので、学校との試験以外にも、宅内での試験だけではなく、友人数名にお願いして、違う環境下での試験を繰り返しました。

画像も、しゃべる音声も、歌とギターの音声もまずまずの高音質だという試験結果が得られたので、当日は講演に集中することができました。

オンライン講演会無事終了

島根県松江市の松江市立女子高校のオンライン講演会の準備をする石川のPCディスプレイ画像

リモートとはいえ講演中も、生徒さんの様子が見られ(全クラスというわけにはいきませんでしたが)、自宅の事務所兼作業場でやりながらもしっかりと講演モードでやれました。

講演終了後に、代表の生徒さんから感想と謝辞をいただき、トラブルなくやれ、最後まで聞いていただけたことに感激しました。

全終了後に、先生方と無事に終わったことを喜びあいました。

コロナ禍が終焉してくれて、ふたたび生の歌と話を聞いていただく日がくることを切望しておりますが、オンライン講演会は、今後もとても大切な選択肢だと感じました。

松江女子高校の生徒さん、先生方、ありがとうございました。

項 目内 容
タイトル松江市立女子高等学校人権教育講演会
日 時令和2年11月16日(月)13:30~15:00
演 題「言葉の重みと命の大切さ」
場 所オンライン
主 催松江市立女子高等学校
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