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心の健康
「生きていてよかった」と泣いた夫婦【命の講演会で話すこと】
消防士として、様々な現場で生死の境目に立たされる人々を見てきました。中でも、救急車の中で「生きていてよかった!」と叫ぶ夫婦の姿に、私に強い衝撃を受けた、命の尊さを改めて実感させた出来事でした。自殺未遂者や家族を失った人々から聞いた話では、自殺は決して楽なものではなく、本人も家族も後悔の念が残ることが多いことを知りました。そして、誰かの心の支えとなることが大切で、悩みを抱えている人がいれば、一人で抱え込まずに相談すること、そして周りの人が寄り添い、話を聞いてあげることが重要だと講演の中で伝えています。 -
エッセイ
あの子が生きられなかった今日を僕たちは生きている
このブログ記事では、著者が消防士としての経験から学んだ人生の価値と時間の大切さについて語っています。ある日、通学中の少年が交通事故に遭い、救急隊員として出動した著者は、少年を救えなかった無念さと無力感を感じます。この体験を通して、日々の忙しさに追われ不満を感じていた自分を省み、人生の優先順位と大切な人への感謝の意を新たにします。著者は、失われた少年の未来を生きる私たちに、今この瞬間を大切にし、感謝を伝えることの重要性を伝えます。 -
エッセイ
「生んでくれてありがとう」と伝えたくなったきっかけは交通事故
救急隊員時代の心打つ体験を通じて、親への感謝を伝えることの重要性を説いています。事故に遭った若者の携えていた母親の手作り弁当が、著者に自身の母へ「生んでくれてありがとう」と伝える勇気を与えました。照れくさがりながらも伝えた結果、幸せを感じることができ、母の死後もその感謝が心温まる思い出となっています。この経験を講演を通して若者たちに共有し、感謝の表現の大切さを伝えています。 -
エッセイ
火災・救急出動で感じる愛のある部屋とすさんだ部屋
消防士として実際の火災や救急出動してきた経験から、部屋の状態が住人の心理状態を反映していると感じることがあります。玄関から入った瞬間に感じる印象が、火災になりそうな予感や愛のある家庭であることが伝わってきたという体験を書いています。 -
エッセイ
幸福について考えること
近年「幸福」について心理学、経済学、脳科学などの分野で研究が進められています。日常生活ではなかなか「幸福」について具体的に考えることは少ないのですが、悲惨な救急現場に出動するたびに「生きる意味」「幸福」について考えるようになりました。年齢にかかわらずもっと「幸福」について考えてみましょう。 -
エッセイ
無力感との戦いとメンタルチェック
消防隊員や救急隊員が日常的に抱える「無力感」との戦いについて述べています。現場で全力を尽くしても命を救えなかったとき、またはどうしようもない状況で到着した場合でも、消防隊員や救急隊員は無力感を感じることがあります。この感情から脱するために、個人としてのメンタルチェックが重要になります。
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