カーブにさしかかるまでは、4人の男女たちが雑談で盛り上がりながらドライブを楽しんでいたに違いありません。

カーブに入って数秒後に、4人とも尊い命を失ってしまいました。

救急隊として現場に駆けつけた私たちが見たのは、変形して開いたドアから露出した、だらりと下がった脚や腕でした。

潰れた自動車からは、テンポの速いリズムをきざんだカーステレオの音が、かえって事故の無慈悲な生生しさを伝えてきました。


7月25日は、鳥取県南部町にあるTVC株式会社さんの交通安全研修会講師としてお邪魔しました。




鳥取県内でも有数の社員数の多さで、NOCグループの親会社の社員さんを含め、約700人の方が勤務されているそうです。

午後に1時間の研修を、2回にわたりやらせていただきました。


いつもは固い話が続く研修会なようで、私の歌がはじまると

「な・なんだ、何がはじまったんだ!?」

と、多くの方が驚いた表情でした。

職場での研修会なので、私のジョークにも控えめに微笑む、という感じでした。





後半は、実際の交通事故現場のエピソードをいくつもお話しました。

一人が事故でケガを負ったり、命を失うことで、多くの人が嘆き悲しむことになります。

被害者にも、加害者にも、なりたくないとは、常日頃思っているところです。

が、車に乗ると、ほんのささいなことで、カッとしたり、特別急ぎでもないのに、一分一秒時間を短縮させようと、ムリな追い越しをしたりすることがあります。

そんなときにこそ、私のお話した悲惨なエピソードを思い出していただけたら、という思いで話させていただきました。


絶対 誰も望んでないのに
突然やって来て
大事な命を奪っていく交通事故

という、6年前に鳥取県交通安全協会さんからご依頼いただいて作った「安全の輪」という交通安全ソングも歌いました。


皆さんが、真剣に聞いていただいているのが伝わってきました。

翌日には、受講された方の感想を送ってきていただきました。










最後まで真剣に聞いていただいて、感謝です。
ありがとうございました。