「個性を認める子育てを」人権問題講座

人権講演後に参加者と交流する石川達之

2014年11月30日(日)は、鳥取市国府町の「国府人権福祉センター」で講演でした。

演題は「個性を認める子育てを ~命の輝きを大切に~」でした。

人権週間で児童館のこども祭と一緒の行事で、こどもたちも講演に参加してくれました。

この記事では、講演でお伝えした 「個性を認める子育て」 について、私がなぜこのテーマを大切にしているのか、消防現場での経験も交えてお話しします。

目次

「個性を認める」とは何か

鳥取市国府町の講演会で話す石川達之

「個性を認める」 と言葉にすると簡単ですが、日常の中で実践するのは本当に難しいことです。

私が講演でいつもお伝えしているのは、 親のエゴや見栄で、子どもの可能性に限界を作らないでほしい ということです。

「うちの子にはこれは無理だろう」「こっちの道のほうが安定しているから」と、親が先回りして道を狭めてしまうことがあります。

もちろん、親としての心配からくる気持ちは痛いほどわかります。
私自身も、子どものことを思うあまり、自分の価値観を押しつけそうになったことが何度もありました。

でも、子どもには子どもの世界があり、子どもなりの感じ方があります。

それを「あなたのままでいいんだよ」と受け止めてあげること が、個性を認めるということなのだと思います。

兄弟を比べない、よその子と比べない

もうひとつ、講演でお伝えしたのは、 兄弟の違いで優劣をつけないようにしましょう ということです。

「お兄ちゃんはできたのに」「妹を見習いなさい」

こういった言葉は、親は何気なく口にしてしまいますが、言われた子どもの心には、深く突き刺さります。

子どもは一人ひとり違います。
得意なことも、苦手なことも、成長のスピードも、みんな違います。

その違いこそが「個性」であり、それを認めてもらえたとき、子どもは安心して自分の力を伸ばしていけるのだと思います。

子どもが人との競争でも心を壊すことなく向かって行けるのは、自分自身が認められているということがあるから です。

命の現場で思い知らされたこと

私は32年間、消防士として働きました。

救急の現場では、たくさんの命と向き合ってきました。

命が失われる瞬間に立ち会うたびに、 「生きている」ということが、どれほどかけがえのないことか を思い知らされました。

だからこそ、子どもには思い切り個性を伸ばしてほしい。

好きなことに夢中になってほしい。

生きていることの素晴らしさを、心の底から感じられる大人になってほしい。

そんな思いが、「個性を認める子育てを」というテーマで講演をするようになった原点です。

親だって間違える、それでもいい

講演の中でもお話ししましたが、 親だって人間です。

間違えることもあります。
感情的になって、つい言わなくていいことを言ってしまうこともあります。

完璧な親なんていません。

大切なのは、失敗しても子どもとしっかり向き合い続けること。

そして、 「あなたのことを本気で愛しているよ」 と伝え続けることです。

子どもが反抗期になったとき、「もう何を言っても無駄だ」と感じることがあるかもしれません。

でも、大丈夫です。

親が本気で愛していることを伝えていれば、子どもが反抗期になろうが、必ずその思いは届きます。

反抗期は、子どもが親から自立しようとしている証です。
それだけ深い絆があるからこそ、子どもは必死に離れようとするのです。

こちらの記事に、反抗期についてもう少し詳しく書いています。
子どもの反抗期は必ずやってくる

講演の様子

鳥取市国府町の講演で歌う石川達之

この日の講演は、親子連れや高齢者の方々など約80名が参加してくださいました。

お母さん方にお話ししていると、お子さんたちが少し退屈そうになりましたが、「牛骨ラーメン応麺歌」では、一緒に 「ギュー! ギュー!」 と腕を振ってくれました。

こども大好きで、こどもへの思いを曲にした歌をたくさん作っている私としましては、とても嬉しい講演になりました。

講演が終わったあとも、麻生児童館のホールでの「わいわい交流タイム」では、こどもさんたちと一緒に折り紙したり、カレンダーを作ったりしました。

おばあちゃんたち(私の母世代ですが)と一緒にお手玉をしました。

団子汁におこわまでご馳走になりました。
まぁー、おいしかったこと。

準備から片づけまでお手伝いしていただいた上に、ご馳走になり、その上お土産までたくさんいただきました。

翌日は12月になるというのに、素晴らしく晴れて、とてもあたたかな一日でした。
心の中までぬくもって帰途につきました。

参加されたみなさん、国府人権福祉センター・麻生児童館のみなさま、ありがとうございました。

※今年の国府人権センター情報紙にこの講演のことを掲載していただきました。

国府人権センターの広報紙

11月30日(日)、シンガーソングライター講演師 石川達之さんを迎えて、第4回人権問題講座を開催しました。

石川さんは、長年勤務された消防局を退職したあと、「心」をテーマに歌入りの講演を行っておられま す。

今回は、「子どもが人との競争でも心を壊すことなく向かって行けるのは、自分自身が認められているということがあるから」とのメッセージを、歌とお話で伝えてくださいました。

親子連れや高齢者の方々など約80名の参加があり、「牛骨ラーメン応援歌」では、みんなで「ギューギュー!」と腕を振り、会場は、熱心で和やかな雰囲気に包まれました。

参加者からは、「心が元気になるお話でした」、「子ども達と一緒に聴けて楽し かった」などの感想が寄せられました。

あなたの子育ては間違っていない

もし今、「自分の子育ては、これでいいのだろうか」と不安に感じているなら、その気持ち自体が、子どもを大切に思っている証拠です。

完璧でなくていい。
間違えてもいい。

気づいたときが、いつだって始まりです。

今日から、ひとつだけ意識してみてください。

子どもの「できないこと」ではなく、 「その子だけが持っているもの」 に目を向けること。

そして、それを言葉にして伝えること。

「あなたのそういうところ、いいね」

たったそれだけで、子どもの心に、小さな灯がともります。

こちらの記事でも「認める子育て」について書いています。あわせてお読みください。
「認める」「伝える」ことの大切さ

子育てに疲れたとき、ぜひ読んでいただきたい記事もあります。
完璧を目指さない子育て

関連記事

項 目内 容
タイトル人権週間「わいわい子どもまつり」
日 時2014年11月30日
演 題「個性を認める子育てを ~命の輝きを大切に~」
場 所鳥取県鳥取市国府町麻生 国府人権福祉センター
主 催国府人権福祉センター・麻生児童館・輝き
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