石川 達之– Author –
石川 達之
32年間消防士としてたくさんの命と向き合ってきました。 妻の心の病気への対応経験、衝撃を受けた救急活動の体験をきっかけに「心の元気」の大切さを人権講演会、子育て講演会、心の健康講演会、安全大会などで伝えています。消防士時代の体験とオリジナルソングの弾き語りを交えた講演を全国に届けています。
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講演レポート
人と自分を大切にすること【高野山真言宗寺族婦人会講演】
鳥取市で開催された中国ブロック寺族婦人研修会鳥取大会で講演講師を務めました。 日頃から檀家の方々、地域の方々の相談に乗られている皆さんなので、私の消防士時代の体験談もしっかりと受け止めていただきました。今の日本、自分自身を大切に思う心を忘れがちな人が多いのが現状ですが、そんな中でも寺族婦人会の皆さんは心のぬくもりや感謝の念を持つことを周囲に伝えてらっしゃる方々です。涙を拭う方もたくさんいらっしゃって、思いを持って聞いていただけたようです。 -
講演レポート
今ある命を大切に一生懸命生きます!(中学校での講演)
中学校での講演で、自分が消防士として経験したことを通じて、生徒たちに「命の大切さ」や「言葉の重み」、そして「幸せとは何か?」について語りました。生徒たちは真剣に聞き、自分自身や周りの人について考え、感想を書いてくれました。感想を読み進めるうちに生徒たちの真摯な思いに感動し、思わず泣きそうになりました。感謝を忘れずに生きていくことの大切さを忘れずに、今後も大きく成長して行ってくれるに違いないと思いました。 -
講演レポート
親としての自分を否定しないで【保育園保護者会講演会】
社会福祉法人わかば福祉会川口西保育所で行った保護者会講演会について書いています。かわいい子どもたちも思春期になると、親として切ない思いを経験するようになりますが、それでも子どもはちゃんと親の愛情を感じ取ってくれています。そんなことを、消防士時代の現場体験を交えてお話しました。 -
講演レポート
心を支える言葉の力(自殺防止対策強化月間講演会)
石川県能美市で開催された自殺防止対策強化月間講演会でお話させていただきました。メンタル不調な方との接し方について、自分自身が気づかないうちに感情疲労が蓄積しているというような内容について話しました。もちろんオリジナルソングも歌いました。たくさんの方が熱心に聞いてくださり、講演終了後も控室にたくさん訪ねてこれました。 -
講演レポート
人権講演会で伝えた「幸せは気づくもの」
松江市菅田会館での人権講演会で、何気ない日常が、どれだけ大切なものかを思い知らされた数々の事故現場での活動体験をお話しました。現場での体験は、同時に、命の大切さを生身の人間から教えられました。参加され皆さんは感情移入して聞いてくださり、多くの方が涙を流していらっしゃいました。後日いただいた感想には、一日一日を大切に生きようと思う、など嬉しい言葉をたくさんいただきました。 -
エッセイ
夢破れても生きる力を失わないで
中高校生に講演で話す機会が増えました。大人たちは、子供たちの夢を応援するだけでなく、大きな挫折を経験した時に、生きる力を失わない強い心を育てることや生きる楽しさを伝えることが必要です。夢によってはごく限られた人しか達成できないものもあるので、たとえ夢が破れたとしても、一生懸命夢を追いかける過程で、学ぶことがたくさんあるということを伝えていきましょう。 -
エッセイ
「大切」の大きさ
心にかかわるテーマの講演をしているために、いろんな方から連絡がはいります。人間関係に悩む人も多いです。大切な人を守るために存在することが当たり前ではなく「大切」に思い、扱うことです。人との関係において、相手の存在の重さや大きさを見誤ってしまうこともありますが、一日一日を大事な一瞬だととらえて、大切な人を思いやってまいりましょう。 -
エッセイ
動かなくても変われる
新聞に寄稿したコラムです。自己啓発的に「動けば変わる」という言葉がよく使われています。しかし、動きたくても動けない人もいれば、心の苦しみから動く気になれない人もいます。長い人生では自分の殻に閉じこもって傷を癒やすことが必要な時期もあります。孤独な中から多くの価値ある表現や創作物が生まれることも事実です。動けなかった時期の芥川賞作家の安岡章太郎氏のエピソードも書いています。 -
エッセイ
自分を大切にする一年に
友人との会話が健康に関するものが増えてくる年齢になりました。老後に対してネガティブなイメージが強くて「長生きしようと思わない」と言う友人もいます。しかし、実際に救急現場で活動してきた身からすると、何歳になっても「もういいです」と搬送拒否する人はおらず、逆に命乞いをする人がいます。やはり、自分自身を大切にしながら健康的に齢を重ねることが一番大切です。 -
エッセイ
心の声を聞くこと
2016年10月に鳥取中部地震があった直後に書いたものです。あれほどの揺れを体験したのですから、誰の心も無傷ではいられません。収束したという実感が得られるまでは、気持ちが続くのではないでしょうか。その中に、イライラしたり、過敏になったり、不安になったり、気持ちがどんよりと曇りがちになったりすることは、心が弱いのではなく、当たり前のことです。自分のできることをやり、身内や友人と話し合うことが大切で、自分自身の心の声を聞くことも重要です。 -
エッセイ
ネガティブ感情だって大切
生きていく上にはポジティブな感情が不可欠だが、悪者扱いされているネガティブな感情も同じくらい大切です。心の状態によっては前向きになれないこともあり、感情を簡単に分別することはできず、寂しさや悲しさも風情としてとらえる日本人の感覚からも、ポジティブ過ぎるのには抵抗を感じることさえあります。苦しみの中にいる場合は、心が回復してのちに、じっくりと出来事や自分の感情に向きあえばいいのだと思います。 -
エッセイ
無条件の愛情は裏切られない
子育ての重要性と愛情の力について書いています。自分自身や友人の経験を通じて、親子関係には無条件の愛情が必要。どんな反抗期を経ても親からの愛情が子供たちを支え、人生の大切な教訓になります。 -
エッセイ
もっと思いを言葉にして
自身が悪質ないたずらや騒ぎを繰り返していた子供時代を振り返り、満たされなかった「承認欲求」に気づきました。親になって、留守番中に子供たちが寂しいと感じていることを知り、自分自身も子供たちに思いを言葉にして伝えるようにしました。お互いに思いを言葉にして伝え合うことが大切です。 -
エッセイ
もっと分かってあげればよかった
神戸市長田区で心の健康をテーマの講演をしました。高齢者の方が多く、消防現場のエピソードや歌に、涙し、また大笑いされました。講演後の質疑応答の時間では、多くの人が感想や自分自身の体験を涙ながらに話されました。その中でも、亡くなった家族のことを「もっと分かってあげればよかった」という言葉が、貴重な自問する機会となりました。 -
エッセイ
幸福について考えること
近年「幸福」について心理学、経済学、脳科学などの分野で研究が進められています。日常生活ではなかなか「幸福」について具体的に考えることは少ないのですが、悲惨な救急現場に出動するたびに「生きる意味」「幸福」について考えるようになりました。年齢にかかわらずもっと「幸福」について考えてみましょう。 -
エッセイ
親の成長期
新思春期の子育てに悩む親に向けたもので、子育てには正解がないということを書いています。子供が成長する過程で、親も大きなストレスを感じることは自然であり、親が一生懸命考えた答えは「正解」ではないかもしれないが、「間違い」でもありません。子供の思春期は、親も子供と一緒に成長する過程です。 -
エッセイ
ありきたりの言葉だけど
講演会でありきたりな言葉だけど「生んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」と言葉にすることで、心が温かくなり、心の苦しさを救ってくれるということを、消防士時代の体験と、自身の家族関係の経験とを交えて話しました。後日、感謝のお手紙などをいただくことも多いです。 -
エッセイ
幸せは気持ち次第
「幸せは気持ち次第」という言葉が必ずしも正しいわけではないことを書いています。ネガティブな思考をポジティブに転じるためには、心のエネルギーが一定以上必要であり、心が弱っている時に、周囲から「もっと幸せになれるはず」と言われても、心は変われないということです。思いやりを持って、相手の心の状態を理解し、かける言葉を選ぶことが大切です。 -
エッセイ
泣いたっていい
心の健康に良いとされ、笑いと同じくらい大切だという学説もあります。日本人は感情を表に出すことをよしとしない国民性があるとされ、男性は特に悲しい出来事でも涙をこらえるべきだと考えられています。しかし、胸の内を誰かに聞いてもらいたいと思うこともあるため、泣くことを許容することが大切です。 -
エッセイ
両親への「ありがとう」
消防局を早期退職した日に、両親に感謝の気持ちを伝えるために、恥ずかしさを乗り越えて「生んでくれてありがとう」と伝え、思春期の頃から確執のあった父に「育ててくれてありがとう」と言葉にしたエピソードを書いています。伝えたことで安堵感が得られました。 -
講演レポート
交通事故はまさに一瞬で地獄に【安全運転講習会】
企業の安全運転講習会でお話したことと、後日いただいた感想の一部を紹介しています。かつて救急隊員としてとてもたくさんの交通事故現場に出動してきて気づいたことや、事故がどんなに人生を狂わせるかという実例をお話させていただきました。いただいた感想を読ませていただき、さらに講演活動を進めていきたいと意欲的になりました。