人権講演会

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私は30年以上にわたり消防士として勤務し、数多くの生と死の現場に立ち会ってきました。
そこで目の当たりにした「命の重さと輝き」を通じて、人権の大切さをお伝えする講演活動を行っています。

本講演は、単なる知識の伝達ではなく、参加者の心に深く響き、日常生活での行動につながる内容となっています。

人権講演会でお伝えしたいこと

リアルな現場体験談からの学び
救急・救助現場での生々しい体験談を通じて、命の尊さと人権の重要性を実感していただきます。
救えなかった命、あえぎ、苦しみながらも生還した怪我人、家族の愛情が痛いほど伝わってくる現場の状況。
現場で活動する隊員に、それらのすべてが理屈抜きで「命の尊さ」を突きつけてきました。

心という視点から人権を考える
私の講演は、「心」という視点で人権について話させていただいています。
意識もない瀕死の状態でも、人間の体は生きようと必死に戦っているという現場での体験。
家庭の中で、家族を大切にすること、出会う人達と心を伝えあうことがどれだけ大切であるかをお伝えします。

幅広い年齢層に響く内容
小学生から大人まで、幅広い年齢層の方に興味深く聞いていただける消防の現場活動の実体験を通して、共通して心に響く内容にしています。
SNSで「死にたい」と発信する子どもたちや学生たちが多いという報道に、保護者や先生方も不安を感じています。
生徒と保護者、先生も一緒に講演を聞く「人権参観日」形式のご依頼が増えています。

重いテーマも柔らかく
重たい話題でも前向きな気持ちで聞いていただけるように、テーマに沿ったオリジナルソングの弾き語りを挿入し、 「命の尊さ」「感謝」 の思いを、言葉だけでなく音楽を通じて肌で感じていただける構成にしています。
ユーモアを交えた話で大爆笑し、その後、心に響く体験談とオリジナルソングで涙を流される方も多くいらっしゃいます。

目次

講演の主な内容

夜間に走行する救急車

命の尊さを実感する

救急現場での体験談
意識を失いながらも必死に生きようとする人々の姿に、人間の生きる力の強さと尊さに心を打たれた体験。
命に向き合いながら活動していて、人種、国籍、障がいの有無などの違いが意味を持たないことを実感した体験をお話しします。

言葉の力を見つめ直す

溝口中学校人権講演会で話す石川

言葉は心を伝えるためにある
消防現場で、必至のCPRでも蘇生しなかった中学生の息子に向かって叫ぶ父親の姿がありました。
「目を開けろー!お前はずっとがんばってきたじゃないか。暑い日もずっと部活をがんばったじゃないか。お前ならがんばれる。頼むから目を開けてくれー!」
この言葉こそ、子どもを思う親の心のそのものの表れだと思いました。愛情からの心の叫びでした。
その父の尊い親心が、我々救急隊員の心を大きく揺さぶりました。

一方で、不用意な一言がきっかけとなり、自ら命を絶ってしまった方もいました。
差別用語ではなく、日常で使っている言葉でも、相手の気持ちを理解しようとしせず、使い方を誤れば、言葉は使い方ひとつで 「凶器」 になるという悲しい実例でした。

SNSでの差別発言など、現代特有の人権課題について
コロナ禍で起きた差別的な言動(感染者への偏見、県外ナンバーへの攻撃など)、
東日本大震災後の「放射能がうつる」といういじめ 、
これらの根っこには、私たちの心の中にある偏見や不安があります。

何気ない一言が持つ影響力と責任
せっかく言葉を口にするのであれば、誰かを傷つけるために発するのではなく、相手が笑顔になる言葉を口にしたい。
そんな思いを、現場体験を通じて一緒に考えていきます。

自己肯定感と他者尊重のつながり

自己肯定感の低さが引き起こす問題
自己肯定感の低さは、他者への攻撃性や自殺願望など、深刻な問題を引き起こすことがあります。
心が満たされていないと、相手の個性や違いを認められなくなってしまいます。

自己肯定感を高める具体的な方法
妻の心の病気への対応経験から学んだ、自己肯定感を高める具体的な方法と実践をお伝えします。
自分自身を認め、大切にすることから始まる人権意識について考えます。

オリジナルソングで伝える共生のメッセージ
自他の存在の意味を認め、感謝から共に前へ進むことをテーマにしたオリジナルソングを通じて、人権の本質を感じていただきます。

感謝の力を知る

当たり前の日常に感謝することの大切さ
私たちは、救急現場で救えなかった命の未来を生きています。
何気ない日常が、どれだけ大切なものか。
「幸せは つかむものではなく 気づくもの」という視点をお伝えします。

感謝の気持ちが幸福感と思いやりの心を育むお話
救急現場の体験から、心が弱った人には感謝の思いを持って寄り添うことの必要性をお伝えします。
「生んでくれてありがとう」「育ててくれてありがとう」を伝えることの意味を一緒に考えます。

大切な人に感謝の気持ちを伝える具体的な方法とその効果
現場で亡くなった人が果たせなかった願いを実践する。
直接言葉で伝えることの難しさと、メールや手紙という方法もあります。

家庭から始まる人権意識

溝口中学校人権講演会風景

人権意識は食卓から育まれる
人権について学ぶのは、学校や講演会だけではありません。
最も根本となるのは、家庭での日常的な会話です。

家族での会話が子どもの人権意識を育む
食卓での会話は、ただ食事をするだけの時間ではありません 。
そこは、家族のコミュニケーションを育み、互いの心を繋ぐ大切な場所 。
もし家庭内で差別的な言葉が飛び交っていたら、子どもたちはどうでしょうか?

ニュースを見るとき、どんな言葉を口にしていますか?
テレビの悲しいニュースに対して思いやりのある言葉を口にする。
子どもたちは、親の言動をよく見て聞いています。
親が建前と本音を使い分けていることも、子どもたちはすぐに察知します。

子どもの気持ちを我が事として想像できる親でありたい
日々の食卓での会話を大切にし、思いやりの心を育んでいく。
差別を受けた人はどんな気持ちになるのかを、私たち自身の言葉で語る。

講演の特徴と参加される方へのメッセージ

石川達之ホームページのトップ画像(講演風景)

現場経験に基づく等身大のお話
30年以上の救急・救助現場での経験を、言葉と歌でお伝えします。
リアルな体験談を通じて、人権や命の大切さを一緒に考えていきましょう。

心に寄り添う内容構成
重たい体験談もありますが、笑いや音楽を交えることで、前向きな気持ちで聞いていただけるよう工夫しています。
大爆笑から涙まで、参加者の心が大きく動く90分です。
「最初は笑っていたのに、最後には涙が止まらなかった」という感想を多くいただいています。

講演を聞いて心が動くからこそ、記憶に残ります。
そして記憶に残ることで、日常の行動につながっていくと考えています。

幅広い年齢層に対応
小学生から大人まで、幅広い年齢層の方に興味深く聞いていただける内容です。
生徒と保護者が一緒に参加する「人権参観日」形式のご依頼も増えています。
親子で講演を聞いた後、家庭での会話が生まれることを願っています。

日常生活につながる具体的な提案
講演で得た気づきを、どのように日々の生活に活かせるか。具体的で実践的な提案を心がけています。

音楽を通じた感動の共有
オリジナルソングを通じて、言葉だけでは伝えきれない思いや感情をお伝えします。
音楽の力で、より深く心に「人権」の尊さが響くことを目指しています。

ご要望によりカスタマイズ
主催者様のご要望や人権講演会の開催テーマ、参加者様の特性に合わせて、内容をカスタマイズいたします。

私たちは皆、人権について学び、成長し続ける存在です。
この講演が、参加者の皆様にとって新たな気づきや前向きな変化のきっかけとなれば幸いです。

共に学び、共に考え、より良い社会づくりに向けて一歩を踏み出す。
そんな時間を皆様と共有できることを楽しみにしています。

講演会のご相談・お申し込み

お電話でのお問い合わせはこちら:0858-35-4388

参加者様の感想

保護者・一般の方から

「ユーモアたっぷりなお話で笑いで始まり、最後には大泣きしました。現場でいろいろな人間ドラマを見てこられた経験がものをいっているのでしょう。言葉の力や命の大切さを、平易な表現で話され、とても説得力があり、お話がすんなり入ってきました」

「事故現場で体験された話には引きこまれました。石川さんの実体験からの話を聞いて、人権を尊ぶ心は家族の中で育つと感じた。思いやりのある歌が心に響きました」

「人権問題も堅苦しくなく学べた。もっと長い時間聞きたかった。歌が入るという講演スタイルは初めてだったが、石川さんの気持ちがしっかりと伝わってきた」

「『幸せは気づくもの』というのも、ハッとさせられた。自分の身近な幸せを見出すのは、自分を満たし、認められていることを気付くことになるのかなと考えた。ありがとうございました」

「家に帰って、我が子に『生まれてくれてありがとう』と伝えたら、我が子からも『産んでくれてありがとう』と言われました。我が子の素直さに教えられることが多々あります。まさに『親育て』です。大切なメッセージをありがとうございました」

「映像と一緒に拝見、お聞きすると、吸い込まれ『ぐっ』とくるものがありました」

中学生・高校生から

「今日の講演を聞いて、ぼくは『死にたくない』と思いました。どんなに苦しくても、どんなにつらくても、生き延びてやります。それが僕にできる親孝行だと思いました」

「親に『産んでくれてありがとう』とか『育ててくれてありがとう』と直接言ったことはないけど、直接ではなくても、メールとか手紙で伝えたりできたらいいなと思いました」

「石川さんの講演を聞いて、今生きていられていることは奇跡なんだとわかりました。いつ事故にあうか分からないし、いつ自然災害が起こるか分からない、なので今『ありがとう』をしっかり伝えることが大切だと思いました」

「一番印象に残っているのは4曲の歌です。全部自作なのがすごいなと思ったし、すごく面白かったです」

参加者様の声(詳細)

演題例

「救急現場が教えてくれた命の重さ」

「救急現場が教えてくれた命の輝き ~言葉は心を伝えるためにある~」

「幸せは つかむものではなく 気づくもの」

「消防現場で学んだ優しさの意味 ~人を生かす言葉の力~」

「生きていることの輝き ~言葉はこころを伝えるためにある~」

「命の尊厳から学ぶ人権」

「消防現場で学んだ人生の大切なこと ~笑顔があふれる町に~」

※ご依頼の趣旨や参加者の特性に合わせて、演題や内容をカスタマイズいたします。
お気軽にご相談ください。

参考ブログ:
人権講演会で伝えた「幸せは気づくもの」
今ある命を大切に一生懸命生きます!(中学校での講演)
何人の中学生が「ありがとう」を伝えてくれるだろうか(中学で人権講演会)
子どもにも聞いて欲しい人権の話
食卓から始まる人権意識
親子の絆を再確認 ~溝口中学校人権講演会~
言葉は心の中の思いを伝えるためにある【山口県和木町で人権講演会】

講演実績

【自治体】
京都府京丹後市、山口県和木町山口県長門市、兵庫県豊岡市、加東市企業人権教育協議会(兵庫県)鳥取県鳥取市人権教育協議会、鳥取県鳥取市佐治町、鳥取県鳥取市福部町、鳥取県鳥取市河原町、鳥取県智頭町、鳥取県日南町、鳥取県三朝町、鳥取県湯梨浜町、鳥取県琴浦町、鳥取県日吉津村、鳥取県西伯郡大山町、鳥取県倉吉市、鳥取県倉吉市職員労働組合女性部、鳥取県江府町、とっとり みんなの人権フェスティバル2022(鳥取県事業)

【企業・団体】
安来市女性連絡協議会(島根県)、社会福祉法人健推会(鳥取県)、北栄町障がい者地域自立支援協議会(鳥取県)、鳥取県中部ブロック児童館連絡会講演会、八頭町連合婦人会(鳥取県)

【幼保育園・学校】
富山県「いのちの教育講演会」、八雲町立八雲中学校(北海道)、八雲町立落部中学校(北海道)、新温泉町立温泉小学校(兵庫県)、新温泉町立浜坂東小学校(兵庫県)、真庭市立落合中学校(岡山県)、松江市立女子高校(島根県)、松江市立第二中学校(島根県)、島根県立横田高等学校(島根県)、安来市立山佐小学校PTA(島根県)、鳥取市立逢坂小学校、鳥取県立倉吉西高等学校、鳥取県立鳥取緑風高等学校)、鳥取県立倉吉東高等学校、湯梨浜町立北溟中学校(鳥取県)、鳥取県立倉吉総合産業高校、鳥取県立米子白鳳高等学校、鳥取県立鳥取商業高等学校、東伯郡小学校PTA連合会(鳥取県)、湯梨浜町立東郷小学校保護者会(鳥取県)、湯梨浜町立東郷東郷中学校(鳥取県)、倉吉市立東中学校PTA(鳥取県)、大山町立中山小学校保護者会(鳥取県)、大山町立中山中学校(鳥取県)、鳥取県立 米子西高等学校PTA、鳥取市立美保南小学校保護者会、米子市立福生中学校(鳥取県)、学校法人翔英学園米子北高等学校(鳥取県)、鳥取市立津ノ井小学校保護者会、鳥取市立米里小学校、鳥取市立用瀬小学校、鳥取市立湖東中校区PTA、鳥取市立河原中学校、鳥取市立河原第一小学校、伯耆町立溝口中学校(鳥取県)、伯耆町立 岸本中学校(鳥取県)、米子市日吉津村中学校組合立箕蚊屋中学校(鳥取県)、若桜町立若桜学園(鳥取県)、加茂中校区3校合同人権フェスティバル(鳥取県)、八頭町立郡家西小学校(鳥取県)こじか幼稚園保育園保護者会(鳥取県)、加古川市立平岡北小学校(兵庫県)、安来市幼小中教職員研修会(島根県)

【公民館・人権センター】
松江市立福原会館(島根県)川津地域(川津公民館・菅田会館)(島根県)、米子市彦名公民館(鳥取県)、南部町天津地区(鳥取県)、鳥取市浜村地区公民館、鳥取市南人権福祉センター、倉吉市上小鴨公民館(鳥取県)、倉吉市灘手公民館(鳥取県)、倉吉市高城公民館(鳥取県)、鳥取市河原人権福祉センター、鳥取市逢坂地区公民館、岩美町浦富自治公民館(鳥取県)、鳥取市佐治人権福祉センター、鳥取市面影地区公民館、米子市隣保館(前田隣保館・福万隣保館・中央隣保館合同講演会)(鳥取県)、鳥取市国府人権福祉センター、鳥取市湖山西地区公民館、鳥取市岩倉地区公民館、若桜町ふれあい交流センター(鳥取県)、鳥取市松保地区公民館、鳥取市気高人権福祉センター、倉吉市大原多目的センター(鳥取県)

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