親として、私たちは日々さまざまな子育て理論や助言の中で迷い、悩むことがあります。
「ほめて育てなさい」vs「ほめてはいけない」
「厳しくしつけなさい」vs「自由に育てなさい」
これらの相反する意見に惑わされ、不安や罪悪感を抱くことは珍しくありません。
「子どもが話しかけても、うまく答えてやれない」
「イライラして怒ってばかりで、自己嫌悪に陥る」
「思春期の子どもが心を閉ざして、さみしい」
保護者会での講演後、こうした悩みを涙ながらに打ち明けてくださる親御さんが、本当にたくさんいらっしゃいます。
しかし、時代とともに変化する子育て論の中で、唯一変わらない真理があります。
それは、 「子どもを無条件に愛すること」 です。
そして、その愛情を 「言葉にして伝えること」 です。

私の講演では、32年間の消防士としての経験と、二児の父親としての体験から、この普遍的な真理についてお話しします。
子育てをする中で感じた迷いや悩み、不安は、光の見えないトンネル中をさまよっているようでした。
そんな迷い、悩み、不安から脱して、子育てに日々大きな喜びを感じることができるようになったのは、救急隊員として数多くの救急現場で活動した経験が学びとなったからです。
救急現場では、突然我が子を失った親の悲痛な叫びを何度も目にしました。
朝、いつものように元気に出かけていった息子が、この世からいなくなったことを受け入れることができなくて、いつまでも泣きながら呼びかける父親の姿を見たとき、自分の息子たちを抱きしめずにはいられませんでした。
また、妊娠数ヶ月で生まれ、呼吸をしていない小さな赤ちゃんを、手のひらに乗せて病院に搬送したこともありました。
そんな経験を重ねていくと、無事に生まれて、成長していくこと、それ自体が奇跡なのだ と痛感するようになりました。
こうした経験は、子育ての悩みを解消してくれただけではなく、私の心を鍛え、癒やし、成長させてくれました。
その学びを、リアルなエピソードや、そんな体験を元に作ったオリジナルソングを聞いていただくことで、無理なくお伝えします。
なぜこの講演が必要なのか?

親の自信回復
「仕事で疲れて帰ると、子どもたちが兄弟喧嘩するので、もうイライラしてつい怒っちゃって、あとで落ち込むんです」
「子どもにちゃんとしてあげていないんじゃないかって、毎日不安で苦しいです」
保護者会主催の講演会で、こうした声を本当によく聞きます。多くの親が自分の子育てを責め、自信を失っています。
しかし、完璧な親などいません。
誰もが「親」として生まれてきたわけではありません。子どもが生まれて、初めて親として接するのですから、迷い、悩み、不安を感じるのが当たり前なのです。
むしろ、試行錯誤しながら成長していく姿こそが、子どもにとって最高のロールモデルとなります。
私の講演では、親としての自信を取り戻すためのヒントをお伝えします。
特に重要なのは、親の悩みや苦しみを否定せず、むしろそれらを認めることです。
たとえば、 子どもと他の子を比較しないように心がけている親 が、自分自身のことは 「あー、よそのママはちゃんと上手に子育てしているのに、私はなんてだめなママなの」 と他人と比較して責めてしまうことがよくあります。
でも、子どもに対して心がけていることを、自分自身にもしてあげてください。
減点方式ではなく、加点方式で自分を見てあげてください。
「満点じゃないけど、忙しい日々の中で、自分は頑張っている」と認めてあげてください。
自分の感情や経験を受け入れることが、心の癒やしになり、 「親育ち」 につながるのだということをお伝えします。
子育ての過程で感じる不安や迷い、時には後悔の念さえも、実は成長のための貴重な機会です。
悩みや苦しみ、不安などの感情を正直に受け止め、向き合うことで、親自身も子どもと共に成長していけるのです。
この 「親育ち」 の過程こそが、より深い親子関係を築く基盤となります。
子育てに 「遅すぎる」 ということはありません。
たとえ間違いを犯したとしても、やり直す勇気を持てば、その思いは必ず子どもに伝わります。
無条件の愛の力
条件付きの愛や無関心が子どもに与える影響について、私は救急隊員として、 加害事件 や 自損行為 など様々な事例を目にしてきました。
一方で、親の愛情がいかに子どもを強くするかも見てきました。
「心の底から無条件に愛されている」 と感じることができれば、子どもはどんな困難も乗り越えられる力を持っています。
私の講演では、日常生活の中で大切な子どもたちに、愛を伝えたくなる話をお伝えします。
単なる理論ではなく、明日からすぐに実践できる具体的な言葉かけや接し方についてお話しします。
講演の特徴

実体験に基づく話
救急隊員時代の経験や、我が子とのエピソードを交えてお話しします。
実際にあった事例を基に、命の尊さや家族の絆の大切さを伝えます。
ある中学校での講演後、保護者との座談会がありました。
事前打ち合わせで 「うちは中学3年になる息子がくだらんことばかり話しかけてくるので、相手にしないことが多いです」 と話していたお父さんが、涙ながらにこう語ってくださいました。
「息子が妻のお腹にいるとき、産科の先生から『死産になるかもしれない』『たとえ生まれてもまともに育たないだろう』『重い障害が残るだろう』と、毎月のように宣告されました。 生まれるまでの数ヶ月、毎日毎日、なんとか無事に産まれてくれと、祈りながら過ごしました。 今までの人生で、あんなに苦しかったことはありませんでした。
それでも無事に産まれ、障害もなく、今まで大きな病気もすることなく3年生にまで成長してくれました。 息子が生まれたとき、あんなに大喜びしたことを、いつの間にか忘れていました。 今日の講演を聞いて、当時のことを思い出すことができました。 これからはちゃんと息子の言葉に耳を傾けて、真剣に聞いてやろうと思いました」
その場にいた保護者全員と先生方、全員が涙を拭いていました。
多くの参加者から 「心に響いた」「新たな気づきがあった」「家に帰ったら子どもをしっかりとハグします」 という感想をいただいています。
オリジナルソングの弾き語り
講演の中で、子育てをテーマにしたオリジナルソングを生演奏します。
音楽の力で、言葉以上のメッセージを伝えます。
歌詞の一つ一つに、親としての思いを込めています。
アンケートの感想に 「歌を聴いて、子どもへの愛情を再確認できた」と いう声もいただいています。
カスタマイズ可能な内容
主催者様のご要望に応じて、講演内容をカスタマイズすることも可能です。
例えば、乳幼児の親向け、思春期の子を持つ親向け、教育関係者向けなど、対象に合わせた内容にアレンジできます。
特に、学校・PTA主催の「人権講演会」の中で子育てについても話して欲しいというご要望をいただくことが多く、このような場合にも柔軟に対応させていただいています。
子育てを人権の観点から捉え、子どもの権利を尊重しながら愛情深く育てることの重要性について、具体的な事例を交えてお話しすることが可能です。
思春期の子育てで悩む親御さんへ

「子どもが反抗期で、話しかけても無視するんです。さみしいです」
「うちの子、前は学校のこともよく話してくれたのに、最近は『ウザいからあっちに行け』なんていうんです」
中学・高校の保護者会での講演後、こうした声を本当にたくさん聞きます。
子どもが思春期になると、親との会話が減り、心が離れていくように感じて、多くの親がさみしい思いをしています。
「子離れできない自分はダメな親なんじゃないか」
「もっと距離をとらないと、子どもの成長を妨げてしまうのではないか」
そんなふうに自分を責めている親御さんも少なくありません。
しかし、私はあえてお伝えしたいのです。
子どもがいくつになってもかわいいと思っていいんです。
さみしいと感じることは、心の中に愛情があるからこそ湧いてくる感情です。
大切なのは、過度に干渉することではなく、成長を喜びながら、さみしさを受け入れ、少しずつ折り合いをつけていくことです。
焦ることはありません。ゆっくりでいいんです。
講演では、思春期の子育てで心を痛めている親御さんの心が少しでも楽になるような、そして子どもも親である自分も、ともに成長できるようなヒントをお伝えします。
子どもと過ごす今この瞬間が宝物

子育てが終わった人の多くは、こう後悔しています。
「もっと子どもと一緒の時間を過ごせばよかった」
子育て時代は、仕事が忙しくていっぱいいっぱいで余裕がなかったけど、子育てが終わり、子どもたちが巣立っていくと、あっという間だったと感じます。
毎日毎日一緒にいると、いつの間にかいることが当たり前に感じるようになります。
大騒ぎで兄弟げんかしている姿を見てると、元気なのも当たり前だと思うようになります。
しかし、私は消防士として、たくさんの現場に出動する中で、その「当たり前」が決して当たり前ではないことに気づかされました。
お母さんと幼い兄弟が乗っていた車が事故に遭い、亡くなるという悲しい出来事。
ちょうど私の二人の息子たちのように幼い兄弟でした。
30年近く経った今でも、その時の映像は鮮明に脳裏に焼き付いています。
3人の救急隊員が、涙を流しながら搬送しました。
翌日、非番日に、保育園から帰ってきた息子たちを抱きしめました。
この子たちが元気に生きて、一緒に過ごせる今この瞬間が、どれほど尊い時間なのか。
講演では、こうした体験を通じて、子どもたちと過ごす一日一日が宝物のような時間であることをお伝えします。
多くの参加者から 「家に帰ったら子どもをしっかりとハグします」「生まれてくれたことへの感謝で涙が止まらなくなりました」「もっと早く聞きたかった」 という声をいただいています。
一緒に、子どもたちの未来を明るく照らす子育てについて考えてみませんか?
皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
参考ブログ: 子育てに疲れたときには思い出そう
我が子よ生まれてくれてありがとう!【中学校保護者会講演会】
お電話でのお問い合わせはこちら:0858-35-4388
参加された方の感想
こんな思いをしていたのは自分ひとりだけではないんだ
「石川さんの楽しい歌とトークの中には子育てで同感するところがたくさんあり、『こんな思いをしていたのは自分ひとりだけではないんだ』と、少しほっとしました」
気持ちがとても楽になりました
「日々の忙しさの中で、あきらめかけたり、焦ってみたり、感情が爆発しそうになったり、うまくいかないこともありますが、今日の講演を聞いて少しずつポジティブな気持ちを持って生活できたら、気持ちも変わってくるかもしれないと感じました」
子どもを信じて育てていきたい
「ご自身の子育てを歌とお話を通して分かりやすく聞かせていただきました。この講演会で強く感じたことは、人とのコミュニケーションの大切さです。その基本は親子であり、家族であり、地域、友達・・・。目先のことや世間体にとらわれずに、子どもを信じて育てていきたいと強く思いました」
心がとても温かくなりました
「思春期の子供を持つ親として、楽しい話で大笑いしたり、ジーンときたり、考えさせられたりすることがたくさんあり、参加できて本当に良かったです。心がとても温かくなりました」
子どもが生まれてきたときの喜びを思い出しました
「講演を聞いて、子どもが生まれてきたときの喜びを思い出しました。これからは関わり方を変えていこうと思いました」
生まれてくれたことへの感謝で涙が止まりませんでした
「当たり前だと思っていた子どもの存在が、どれほど奇跡的で尊いものか気づかされました。家に帰ったら子どもをしっかりとハグします」
もっと早く聞きたかった
「子育てに正解なんてないこと、親も一緒に成長していけばいいことを知り、肩の荷が下りました。もっと早くこの話を聞きたかったです」
演題例
「救急現場で学んだ人生の大切なこと
~子育ては親育ち~」
「命を大切にする子育て」
「思いを伝え合う子育て
~子育ては親育ち~」
「親子のコミュニケーション術
~子どもの心に寄りそって〜」
講演実績
【自治体】
鳥取県倉吉市、倉吉市子育て総合支援センター、鳥取県境港市、鳥取市教育センター
【幼保育園・学校】
手城保育所保護者会(広島県)、日本保育協会中国・四国ブロック研修会、中国地区児童養護学校施設研究協議会、聖テレジア幼稚園(鳥取県)、社会福祉法人わかば福祉会 川口西保育園(広島県)、真庭市立 落合中学校(岡山県)、社会福祉法人にじ色会 賀露みどり保育園(鳥取県)、社会福祉法人あすなろ会 久松保育園保護者会(鳥取県)、倉吉愛児園保護者会(鳥取県)、こじか幼稚園保育園保護者会(鳥取県)、鳥取市私立保育園総会(鳥取県)、新温泉町立 温泉小学校保護者会(兵庫県)、新温泉町立浜坂東小学校保護者会(兵庫県)、倉吉市立 上灘小学校PTA(鳥取県)、米子市立 弓ヶ浜小学校PTA(鳥取県)、東伯郡小学校PTA連合会(鳥取県)、安来市立 山佐小学校PTA(島根県)、湯梨浜町立 東郷小学校保護者会(鳥取県)、大山町立 中山小学校保護者会(鳥取県)、大山町立 中山中学校(鳥取県)、鳥取市立 美保南小学校、鳥取市立 津ノ井小学校保護者会、鳥取市立 湖東中校区PTA、鳥取市立 用瀬小学校、鳥取市立 米里小学校PTA、伯耆町立 溝口中学校(鳥取県)、伯耆町立 岸本中学校(鳥取県)、倉吉市立 東中学校PTA(鳥取県)、鳥取市立 中ノ郷中学校保護者会、湯梨浜町立 北溟中学校(鳥取県)、湯梨浜町立 東郷中学校(鳥取県)、加茂中校区3校合同人権フェスティバル(鳥取県)、米子市日吉津村中学校組合立 箕蚊屋中学校(鳥取県)、学校法人翔英学園 米子北高等学校(鳥取県)、鳥取県立 米子西高等学校PTA、学校法人鳥取家政学園 鳥取敬愛高等学校保護者会、鳥取県立 米子白鳳高等学校、鳥取県立 鳥取商業高等学校、鳥取県立 倉吉総合産業高等学校、鳥取県立 倉吉西高等学校、東伯郡PTA研修大会(鳥取県)、八頭町立郡家西小学校(鳥取県)
【地域・公民館】
鳥取市若葉台地区まちづくり協議会、福生中学校区人権・同和教育講演会(鳥取県)、湯梨浜町女性団体連絡協議会
琴浦町PTA連絡協議会、鳥取市国府人権福祉センター







